2024年08月07日

高校数学「領域」円の領域内のx2+y2の最大値・最小値

高校数学「領域」円の領域内のx2+y2の最大値・最小値

■ 問題

点P(x,y)が、不等式(x−3)2+(y−1)2≦1の表す領域上を動くとき、x2+y2の最大値・最小値を求めよ。


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■ 解答解説

点P(x,y)が、不等式(x−3)2+(y−1)2≦1の表す領域上を動くとき、x2+y2の最大値・最小値を求めよ。

前回の問題とだいたい同じやり方になります。

この手の問題では基本的には、最大最小を考える式の値をkとおいて、その関数を考えます。
ただし、この問題では、x2+y2=kとおくと、円の方程式であることに気付くと思います。
円だから、kのかわりにr2とおくとやりやすいですね!

2+y2=r2とおくと、rは円の半径になります。
原点を中心として半径rの円ですね。

というわけて、rが最大のときと最小のときを求めれば良いことになります。
どんなときが最大・最小かというと・・・

不等式の表す領域も円だから、rの最大最小は2つの円が接するときになります。

2つの円が外接するときは、2つの円の中心間の距離が、円の半径の合計と等しくなります。
まずはこの場合を求めてみましょう!

中心間の距離は、√(32+12)=√10

半径の和が√10になるので、

r+1=√10
  r=√10−1

2+y2=r2だから、
2=(√10−1)2
 =10−2√10+1
 =11−2√10

外接する場合の方が半径は小さいので、これが最小値になります。


続いて内接する場合です。
つまり、x2+y2=r2が不等式の表す領域を含む場合です。
このときは、中心間の距離は半径の差になります。

2つの円の式自体は変わらないので、中心間の距離は√10です。
半径の差が√10になるので、

r−1=√10
  r=√10+1

これの2乗が最大値ですね。

2=(√10+1)2
 =10+2√10+1
 =11+2√10

よって、最大値11+2√10,最小値11−2√10


◆関連項目
図形と方程式まとめ

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