■ 問題
点P(x,y)が、不等式(x−3)2+(y−1)2≦1の表す領域上を動くとき、x2+y2の最大値・最小値を求めよ。
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■ 解答解説
点P(x,y)が、不等式(x−3)2+(y−1)2≦1の表す領域上を動くとき、x2+y2の最大値・最小値を求めよ。
前回の問題とだいたい同じやり方になります。
この手の問題では基本的には、最大最小を考える式の値をkとおいて、その関数を考えます。
ただし、この問題では、x2+y2=kとおくと、円の方程式であることに気付くと思います。
円だから、kのかわりにr2とおくとやりやすいですね!
x2+y2=r2とおくと、rは円の半径になります。
原点を中心として半径rの円ですね。
というわけて、rが最大のときと最小のときを求めれば良いことになります。
どんなときが最大・最小かというと・・・
不等式の表す領域も円だから、rの最大最小は2つの円が接するときになります。
2つの円が外接するときは、2つの円の中心間の距離が、円の半径の合計と等しくなります。
まずはこの場合を求めてみましょう!
中心間の距離は、√(32+12)=√10
半径の和が√10になるので、
r+1=√10
r=√10−1
x2+y2=r2だから、
r2=(√10−1)2
=10−2√10+1
=11−2√10
外接する場合の方が半径は小さいので、これが最小値になります。
続いて内接する場合です。
つまり、x2+y2=r2が不等式の表す領域を含む場合です。
このときは、中心間の距離は半径の差になります。
2つの円の式自体は変わらないので、中心間の距離は√10です。
半径の差が√10になるので、
r−1=√10
r=√10+1
これの2乗が最大値ですね。
r2=(√10+1)2
=10+2√10+1
=11+2√10
よって、最大値11+2√10,最小値11−2√10
◆関連項目
図形と方程式まとめ
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ラベル:数学