2024年08月11日

高校数学「微分」3次方程式x3−3x2−9x+a=0が異なる2個の正の解と…

高校数学「微分」3次方程式x3−3x2−9x+a=0が異なる2個の正の解と…

■ 問題

3次方程式x3−3x2−9x+a=0が異なる2個の正の解と1個の負の解をもつようなaの値の範囲を求めよ。


解答解説はこのページ下に


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■ 解答解説

3次方程式でも、方程式の解はx軸との交点です。
だから、解の個数や範囲について考えるときは、3次関数とx軸との共有点を調べればOKです。

だから、結局やるべきことは極値ですね。
例えば極小値がx軸より下で、極大値がx軸より上ならば、異なる3つの解をもつ。ということができます。

まずは微分しましょう!

f(x)=x3−3x2−9x+a=0とおいて、

f'(x)=3x2−6x−9
  =3(x2−2x−3)
  =3(x+1)(x−3)

極値ではf'(x)=0だから、x=−1,3

これらのときの式の値が極値です。つまり、

f(−1)=−1−3+9+a
   =5+a

f(3)=27−27−27+a
  =−27+a

x=−1のとき極大値5+a,x=3のとき極小値−27+a

ですね。

また、f(0)=aです。
つまり、この3次関数はy軸上のaの点を通ります。

極大値・極小値の位置を考えると、まず、a>0ならば負の解を1つだけもつことがわかると思います。

そして極小値が負の数になれば、極小値付近でx軸と異なる2点で交わります。つまり、2つの正の解を持ちます。

−27+a<0
    a<27

これらの共通範囲が求めるaの範囲となります。
つまり、

0<a<27


◆関連問題
f(x)がx=1で極値をもつように、定数aの値を定めよ
y=x3−12x−1の極値
微分積分まとめ


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posted by えま at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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