■ 問題
f(x)=−2logx−(1/2)x2+3xとする。
定数aについての方程式f(x)=aの実数解の個数を調べよ。
↓解答解説はお知らせの下に↓
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■ 解答解説
解の個数を考えるときも、増減表を描くと良いです。
増減表を描いて、y=aとの共有点の個数を考えていきます。
まずは微分ですね。
f'(x)=−2/x−x+3
このままでは増減がわかりにくいので、通分してまとめます。
=−2/x−x2/x+3x/x
=(−x2+3x−2)/x
=−(x2−3x+2)/x
=−(x−1)(x−2)/x
f'(x)=0のときが増減が切り替わる、すなわち極値だから、x=1,2のときを増減表に示します。
f(1)=−2log1−1/2+3=0−1/2+3=5/2
f(2)=−2log2−(1/2)・22+3・2=−2log2−2+6=−2log2+4
またx=0のとき分母がゼロで、x→+0のとき∞ですね。だから、0から1の区間では右下がりです。
x | 0 | 1 | 2 | |||
f'(x) | − | 0 | + | 0 | − | |
f(x) | ↘ | 5/2 | ↗ | −2log2+4 | ↘ |
x=1のときが極小値で、x=2のときが極大値であることがわかると思います。
つまり、これらの極値の間にy=aがくれば解は3個、ちょうど極値と同じなら2個、極大値より上または極小値より下なら1個。と分類できます。
というわけで、f(x)=aの実数解の個数は
5/2<a<−2log2+4のとき3個
a=5/2,a=−2log2+4のとき2個
a<5/2,a>4−2log2のとき1個
このようになります!
◆関連項目
f(x)=(x2+x+2)/(x+2)の増減、f(x)=x+√(2−x2)の最大値・最小値
微分積分(数学3)まとめ
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ラベル:数学