2024年08月12日

高校数学「微分」f(x)=−2logx−(1/2)x2+3x=aの実数解

高校数学「微分」f(x)=−2logx−(1/2)x2+3x=aの実数解

■ 問題

f(x)=−2logx−(1/2)x2+3xとする。
定数aについての方程式f(x)=aの実数解の個数を調べよ。


↓解答解説はお知らせの下に↓

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■ 解答解説

解の個数を考えるときも、増減表を描くと良いです。
増減表を描いて、y=aとの共有点の個数を考えていきます。

まずは微分ですね。

f'(x)=−2/x−x+3

このままでは増減がわかりにくいので、通分してまとめます。

  =−2/x−x2/x+3x/x
  =(−x2+3x−2)/x
  =−(x2−3x+2)/x
  =−(x−1)(x−2)/x

f'(x)=0のときが増減が切り替わる、すなわち極値だから、x=1,2のときを増減表に示します。

f(1)=−2log1−1/2+3=0−1/2+3=5/2
f(2)=−2log2−(1/2)・22+3・2=−2log2−2+6=−2log2+4

またx=0のとき分母がゼロで、x→+0のとき∞ですね。だから、0から1の区間では右下がりです。





   
f'(x) 
f(x) 5/2−2log2+4


x=1のときが極小値で、x=2のときが極大値であることがわかると思います。
つまり、これらの極値の間にy=aがくれば解は3個、ちょうど極値と同じなら2個、極大値より上または極小値より下なら1個。と分類できます。

というわけで、f(x)=aの実数解の個数は

5/2<a<−2log2+4のとき3個
a=5/2,a=−2log2+4のとき2個
a<5/2,a>4−2log2のとき1個

このようになります!


◆関連項目
f(x)=(x2+x+2)/(x+2)の増減f(x)=x+√(2−x2)の最大値・最小値
微分積分(数学3)まとめ


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