高校化学「溶液の性質」沸点上昇を利用して硫黄の結晶の分子量を推定する問題
◆問題
硫黄の結晶0.320gを二硫化炭素24.32gに溶かした溶液の沸点は、純粋な二硫化炭素よりも0.118℃高かったという。この実験結果から推定される硫黄の分子量を求めよ。ただし、二硫化炭素のモル沸点上昇を2.3K・kg/molとする。
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◆解答解説
溶媒に溶質を溶かすと、一定の割合で沸点が上昇します。
その度合いを示す値が「モル沸点上昇」です。
今回の問題では、「モル沸点上昇を2.3K・kg/molとする」とあります。
つまり、二硫化炭素1kgに1molの溶質が溶けていれば、2.3Kだけ沸点が上昇する。というわけです。
kg/molは質量モル濃度だから、質量モル濃度の2.3倍だけ沸点が上昇する。とみても良いです。
そして、溶かした結果0.118℃の沸点上昇がおこりました。
求める硫黄の分子量をMとして式を立ててみます。
まず、硫黄の物質量は0.32/M[mol]です。
溶媒となる二硫化炭素は24.32gだから、質量モル濃度kg/molは
(0.32/M)/(24.32/1000)=320/24.32M[mol/kg]です。
これの2.3倍が0.118だから、
0.118=2.3・(320/24.32M)
あとは計算です。
24.32M・0.118=23×32
3.04M・0.118=23×4
0.76M・0.118=23
とりあえずここでは両辺を割って、数字を小さくすることを優先してみました。
もちろん、他の計算の順序でも構いません。
そして、左辺をMだけにすると、
M=23/(0.76・0.118)
=23/0.08968
=256.4…
ということで、分子量は256と推定できます。
ちなみに硫黄の原子量は32だから、256/32=8で、この硫黄の結晶の化学式はS8と推定できますね!
◆関連項目
気体・溶液の性質まとめ
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2024年09月08日
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