2024年09月18日

高校数学「2次関数」公式を使って平行移動する場合

高校数学「2次関数」公式を使って平行移動する場合

◆問題

2次関数y=2x2−3x+4のグラフをx軸方向に2,y軸方向に−3だけ平行移動するとき、移動後の放物線の方程式を求めよ。


↓解答解説はお知らせの下↓


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◆解答解説

2次関数の平行移動は、頂点の移動と考えることができます。
放物線の形は、場所が変わっても変わらないので、頂点の位置が一致すれば2つのグラフが一致する。というわけです。

・・・ですが、公式を使えば、平方完成などの面倒な計算をしなくても、移動後の放物線の方程式を求めることができます。

関数y=f(x)をx軸方向にa,y軸方向にb平行移動した方程式は、y−b=f(x−a)となります。

今回の問題では、x軸方向に2,y軸方向に−3移動するので、与式のxをx−2に、yをy−(−3)つまりy+3に置き換えればOKです。

やってみると、

y+3=2(x−2)2−3(x−2)+4

このように表すことができます。
あとは計算してできるだけ簡単にしていけばOKです。

y+3=2(x2−4x+4)−3x+6+4
y+3=2x2−8x+8−3x+10
  y=2x2−11x+15

この方法なら、平方完成して頂点を移動するよりも簡単に計算できますね!


◆関連項目
頂点を移動する場合
2次関数まとめ

◆応用問題
y=(1/2)x^2のグラフを平行移動したもので、頂点がx軸上にあり、点(3,8)を通る2次関数の式を求めよ。


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ラベル:数学
posted by えま at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校数学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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