2024年09月26日

高校物理「熱力学」ボイル・シャルルの法則を使った計算A

高校物理「熱力学」ボイル・シャルルの法則を使った計算A

◆問題

アボガドロ定数を6.0×1023,気体定数Rを8.3J/(mol・K)として、次の問いに答えよ。

(1) 圧力1.0×105Paの気体0.10m3を、温度一定のまま0.050m3に圧縮したときの圧力を求めよ。

(2) 27℃、0.30m3の気体を、圧力一定のまま127℃にしたときの体積を求めよ。


↓(2)の解答解説はお知らせの下に↓


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◆解説

気体の圧力・体積・温度の関係を表す法則は、ボイル・シャルルの法則ですね。

p1V1/T1=p2V2/T2

一定の物質量の気体は、pV/Tの値が一定である。という法則です。

この問題では圧力が一定だから、pが変化しないので、両辺のpを消去して、

V1/T1=V2/T2

に代入する。と考えれば良いです。

ここで一つ注意点があります。温度Tには絶対温度の値を代入します。「絶対温度=摂氏温度+273」ですね。
だから、

27℃=27+273=300K
127℃=127+273=400K

です。
これらの温度とV1=0.30を代入すると、

0.30/300=V2/400

あとはこれをV2について解きます。

V2=0.30×400/300
 =0.30×4/3
 =0.40

よって、求める体積は、0.40m3です。


次の問題→温度と体積を変えたとき



◆関連項目
ボイル・シャルルの法則
気体定数
熱力学まとめ


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posted by えま at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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