高校物理「熱力学」ボイル・シャルルの法則を使った計算B
◆問題
アボガドロ定数を6.0×1023,気体定数Rを8.3J/(mol・K)として、次の問いに答えよ。
(1) 圧力1.0×105Paの気体0.10m3を、温度一定のまま0.050m3に圧縮したときの圧力を求めよ。
(2) 27℃、0.30m3の気体を、圧力一定のまま127℃にしたときの体積を求めよ。
(3) 27℃、2.0×105Paで、体積が0.30m3の気体を、87℃、体積0.40m3にすると、圧力はいくらになるか求めよ。
↓(3)の解答解説はお知らせの下に↓
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◆解説
気体の圧力・体積・温度の関係を表す法則は、ボイル・シャルルの法則ですね。
p1V1/T1=p2V2/T2
一定の物質量の気体は、pV/Tの値が一定である。という法則です。
今回は「27℃、2.0×105Paで、体積が0.30m3の気体を、87℃、体積0.40m3にする」ので、T1=300,p1=2.0×105,V1=0.30,T2=360,V2=0.40を代入します。
2.0×105×0.30/300=p2×0.40/360
あとはこれをp2について解けばOKです。
計算の順番はどこからでもいいのですが、まずはp2について解いて、かけ算よりも約分を優先すると楽に計算できる場合が多いです。
p2=(2.0×105×0.30/300)×(360/0.40)
=(2.0×105×3/5)×(6/4) ←0.30と0.40,300と360でそれぞれ約分した
=1.0×105×9/5 ←さらに約分した
=1.8×105
よって求める圧力は、1.8×105Pa
(1)に戻る→圧力1.0×105Paの気体0.10m3を、温度一定のまま0.050m3に圧縮したときの圧力
◆関連項目
ボイル・シャルルの法則
気体定数
熱力学まとめ
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2024年09月27日
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