2024年09月27日

高校物理「熱力学」ボイル・シャルルの法則を使った計算B

高校物理「熱力学」ボイル・シャルルの法則を使った計算B

◆問題

アボガドロ定数を6.0×1023,気体定数Rを8.3J/(mol・K)として、次の問いに答えよ。

(1) 圧力1.0×105Paの気体0.10m3を、温度一定のまま0.050m3に圧縮したときの圧力を求めよ。

(2) 27℃、0.30m3の気体を、圧力一定のまま127℃にしたときの体積を求めよ。

(3) 27℃、2.0×105Paで、体積が0.30m3の気体を、87℃、体積0.40m3にすると、圧力はいくらになるか求めよ。


↓(3)の解答解説はお知らせの下に↓


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◆解説

気体の圧力・体積・温度の関係を表す法則は、ボイル・シャルルの法則ですね。

p1V1/T1=p2V2/T2

一定の物質量の気体は、pV/Tの値が一定である。という法則です。

今回は「27℃、2.0×105Paで、体積が0.30m3の気体を、87℃、体積0.40m3にする」ので、T1=300,p1=2.0×105,V1=0.30,T2=360,V2=0.40を代入します。

2.0×105×0.30/300=p2×0.40/360

あとはこれをp2について解けばOKです。
計算の順番はどこからでもいいのですが、まずはp2について解いて、かけ算よりも約分を優先すると楽に計算できる場合が多いです。

p2=(2.0×105×0.30/300)×(360/0.40)
 =(2.0×105×3/5)×(6/4) ←0.30と0.40,300と360でそれぞれ約分した
 =1.0×105×9/5 ←さらに約分した
 =1.8×105

よって求める圧力は、1.8×105Pa


(1)に戻る→圧力1.0×105Paの気体0.10m3を、温度一定のまま0.050m3に圧縮したときの圧力


◆関連項目
ボイル・シャルルの法則
気体定数
熱力学まとめ


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posted by えま at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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