高校化学「物質の変化と平衡」表から反応速度を求める問題
◆問題
A+B→Cで表される反応がある。AとBの濃度を変えて、それぞれの瞬間の反応速度を調べた。その結果を「表」に示す。
[A]=0.40mol,[B]=0.90molのときの瞬間の反応速度を求めよ。
「表」
実験:[A][mol/L],[B][mol/L],v[mol/(L・s)]
@:0.30,1.20,3.6×10-2
A:0.30,0.60,9.0×10-3
B:0.60,0.60,1,8×10-2
解答はこのページ下に掲載します。
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◆解答解説
反応速度式とは、反応の速さと反応物の濃度の関係を表す式で、
v=k[A]x[B]y
このような式が成り立ちます。
表の数値を比較して、x,yの値を推定していきましょう。
まず、@とAを比較すると、Aが同じで、Bは1/2になっていますね。
このとき反応速度は3.6×10-2→9.0×10-3だから、1/4倍です。
1/4=(1/2)2だから、Bの指数yは2とわかります。
AとBを比較すると、Bが同じで、Aは2倍になっています。
このときの反応速度は9.0×10-3→1.8×10-2だから、2倍です。
ということは、xの変化とvの変化は同じだから、x=1です。
つまり、反応速度式は、
v=k[A][B]2
です。
この関係がわかったので、v,[A],[B]を代入して計算すれば、まずkの値がわかります。
例えば@の値を代入すると、
3.6×10-2=k×0.30×1.202
k=3.6×10-2/(0.30×1.202)
=3.6×10-2/(3.6×10-1×1.20)
=1.0×10-1/1.20
まだ計算できますが、いったんここでストップしておきます。
求めたいものは、[A]=0.40mol/L,[B]=0.90mol/Lのときの反応速度だから、これらとkの値を代入して計算します。
v=(1.0×10-1/1.20)×0.40×0.902
=(1.0×10-1/1.20)×3.6×10-1×0.90
=1.0×10-2×3×0.90
=2.7×10-2[mol/(L・s)]
計算の途中経過はもちろん上記の通りである必要はありません。
ここでは、約分して消せることを優先してみました。
こうすると、かけ算や割り算の回数を最小限に済ませることができる場合があります。
◆関連項目
反応速度
A+B→Cの基本問題、過酸化水素の分解速度
熱化学方程式・化学平衡まとめ
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2025年02月27日
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