◆問題
充分に広い金属板A,Bを6.0cmの間隔で平行に置き、電圧12Vの電源をつないで負極側を接地して、金属板間に一様な電場をつくる。A,Bに対して垂直な線上において、Aから3.0cmの点をP,Bから2.0cmの点をQとして次の問いに答えよ。
(1) P,Qにおける電場の強さを求めよ。
(2) 点Pの電位を求めよ。
(3) PQ間の電位差を求めよ。
(4) 電荷−4.8×10-19Cの粒子が、静電気力によってQからPに運ばれるとき、電場がする仕事を求めよ。
(5) 電荷−4.8×10-19C,質量3.0×10-20kgの粒子が、Qを静かに出発し、この電場から力を受けてPに達したときの速さを求めよ。ただし、粒子にはたらく重力は無視できるものとする。
参考図

↓(5)の解答解説はこの下↓
◆解答解説
先ほど(4)で、QからPまで運ばれたときの仕事W=9.6×10-19[J]を求めました。
今回は、このWが物体の運動エネルギーに変わると考えます。
Pでの速さをvとすれば、
W=(1/2)mv2
ですね。
Wとmに数値を代入して計算するのて、先にvについて解いておきましょう!
v2=2W/m
v=√(2W/m)
これに、W=9.6×10-19,m=3.0×10-20を代入すると、
v=√(2×9.6×10-19/3.0×10-20)
=√(19.2/0.3)
=√64
=8.0[m/s]
ちなみに、F=maから、加速度を出して、等加速度運動の公式を使って求めることもできますね!
(1)に戻る→P,Qにおける電場の強さ
◆関連項目
電気・磁気まとめ
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