◆問題
電気容量3.0μFのコンデンサーC,200Ωの抵抗R,起電力12Vで内部抵抗の無視できる電源E,スイッチSをつないだ回路がある。はじめ、コンデンサーは充電されていなかったとして、次の問いに答えよ。
(1) スイッチを入れた瞬間にコンデンサーに流れる電流を求めよ。
(2) コンデンサーに1.2μCの電荷が蓄えられたとき、抵抗に流れる電流を求めよ。
(3) スイッチを入れてから充分時間が経った後、コンデンサーに蓄えられた電気量と静電エネルギーを求めよ。
(4) スイッチを入れてから電池がした仕事と、抵抗で発生した熱量を求めよ。
参考図

◆解説
電池のした仕事は、W=qVですね。
qは(3)で求めたように、3.6×10-6Cです。
Vは電源の起電力12Vです。
というわけで、
W=3.6×10-6×12
=43.2×10-6
=4.32×10-5
≒4.3×10-5[J]
これが電池がした仕事ですね。
電池はこれだけの仕事をしたのに、コンデンサーに蓄えられたエネルギーは、2.16×10-5Jだった。というわけです。
ならば、残りが抵抗で熱として外界に出て行ったと考えます。
4.32×10-5−2.16×10-5
=2.16×10-5
≒2.2×10-5[J]
これが抵抗で発生した熱量と考えられます。
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◆関連項目
コンデンサー
電気・磁気まとめ
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