2025年06月20日

高校物理「電気」ホイートストンブリッジA

高校物理「電気」ホイートストンブリッジA

◆問題

参考図の回路において、Rは抵抗値を変えることができる抵抗器である。
R1=10Ω、R2=R3=20Ωである。Rの値を調整して、検流計の指示を0にした。

(1) このときのRの抵抗値を求めよ。

(2) 電源の電圧を6.0Vにして、電源とR1, R2の分岐との間に電流計を接続したとき、この電流計の指す値は何Aか求めよ。


参考図
ホイートストンブリッジ2.png


◆解説

ホイートストンブリッジのよくある問題です。
この(2)では、流れる電流を求めます。

まず、回路中央の検流計に電流が流れないということは、検流計の部分の導線はないものとみなして、単に2つの経路の並列接続と考えられます。
つまり、上側はR1+R3、下側はR2+Rです。

それぞれの抵抗値はすでにわかっているので、あとは普通に計算ですね。

1+R3=10+20=30
2+R=20+40=60

合成抵抗をRとすると、
 1/R
=1/30+1/60
=2/60+1/60
=3/60
=1/20

よって、R=20[Ω]

電源の電圧は6.0Vだから、求める電流をIとすると、

I=6.0/20
 =0.30[A]


(1)に戻る→Rの抵抗値


◆関連項目
ホイートストンブリッジ
電気・磁気まとめ


江間淳の書籍はこちら
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 20年以上の実績。全学年、英・数・理をはじめ全教科対応
  最高級の指導を提供します!メール添削も好評です!

プロ家庭教師の江間です。    AE個別学習室(えまじゅく)
http://www.a-ema.com/k/     http://www.a-ema.com/j/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


posted by えま at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高校物理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
こんなヤツです
名前:江間淳
年齢:41
職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
ウェブサイトURL:http://www.a-ema.com/
メールアドレス:j@a-ema.com
一言:アプリ、メルマガ、電子書籍提供中です。アマゾンやGooglePlayで「江間淳」で検索!
江間淳の書籍一覧 → http://amzn.to/2m9LTvN