◆問題
参考図の回路において、Rは抵抗値を変えることができる抵抗器である。
R1=10Ω、R2=R3=20Ωである。Rの値を調整して、検流計の指示を0にした。
(1) このときのRの抵抗値を求めよ。
(2) 電源の電圧を6.0Vにして、電源とR1, R2の分岐との間に電流計を接続したとき、この電流計の指す値は何Aか求めよ。
参考図

◆解説
ホイートストンブリッジのよくある問題です。
この(2)では、流れる電流を求めます。
まず、回路中央の検流計に電流が流れないということは、検流計の部分の導線はないものとみなして、単に2つの経路の並列接続と考えられます。
つまり、上側はR1+R3、下側はR2+Rです。
それぞれの抵抗値はすでにわかっているので、あとは普通に計算ですね。
R1+R3=10+20=30
R2+R=20+40=60
合成抵抗をR全とすると、
1/R全
=1/30+1/60
=2/60+1/60
=3/60
=1/20
よって、R全=20[Ω]
電源の電圧は6.0Vだから、求める電流をIとすると、
I=6.0/20
=0.30[A]
(1)に戻る→Rの抵抗値
◆関連項目
ホイートストンブリッジ
電気・磁気まとめ
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