高校化学「高分子化合物」ナイロンの生成@
■問題
水50mLに、2.32gのヘキサメチレンジアミンと1.60gの水酸化ナトリウムを溶かした溶液Aと、四塩化炭素50mLに4.78gのセバシン酸ジクロリドを溶かした溶液Bを調整した。
溶液Bをビーカーに入れ、溶液Aをガラス棒に伝わらせて静かに流し込むと、AとBが接触した界面に膜状のナイロンが生成した。この膜をピンセットでつまみ上げると、新しく接触する界面でただちに重合がおこり、連続してナイロンが生成した。
(1) このナイロンが生成する反応を化学反応式で表せ。
解答はこのページ下
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■解答
ヘキサメチレンジアミンは、H2N−(CH2)6−NH2
セバシン酸ジクロリドは、Cl−CO−(CH2)8−CO−Cl
です。
これらの両端が結びついてアミド結合−NH−CO−ができる。と考えます。
−NH2のH,−CO−ClのClをそれぞれ失って余ったうで同士が結合してアミド結合ができますね。
そしてそのHとClが結合してHClができる。という流れです。
というわけで化学反応式は、
nH2N−(CH2)6−NH2+nCl−CO−(CH2)8−CO−Cl→[−HN−(CH2)6−NH−CO−(CH2)8−CO−]n+2nHCl
ちなみに、ジアミンとカルボン酸を原料として合成されるナイロンはそれぞれの炭素数をx,yとして、「ナイロンxy」または「x,y−ナイロン」と呼ばれます。
今回は、ヘキサメチレンジアミンの炭素数は6,セバシン酸ジクロリドの炭素数は10だから、「ナイロン610」または「6,10−ナイロン」という名称になります。
次の問題→水酸化ナトリウムの役割
◆関連項目
重合
高分子化合物
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2025年08月31日
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