◆問題
参考図のように、格子面の間隔(格子定数)がdで、原子が規則的に配列している結晶に、波長λの特性X線が格子面に対して角θで入射している。
(1) 格子面1で反射したX線と格子面2で反射したX線の経路差を、d,θを用いて表せ。
(2) 反射X線の強め合う条件を、d,θ,λと正の整数nを用いて表せ。
参考図(2本のX線が格子面に対して入射角θで入射している様子)
↘ ↘ ↗ ↗
↘ ↘ ↗ ↗
●−−●−−●−−●−−● 格子面1
↘ ↗
●−−●−−●−−●−−● 格子面2
◆解答解説
X線が強め合う条件を調べるために、結晶にX線を入射させてX線回折を観測したという、ブラッグ父子の実験に関する問題です。
X線も波なので、音波や光波などと同じく、重ね合わせると強め合ったり弱め合ったりします。
強め合う条件や弱め合う条件は普通の波と同じです。
つまり、同位相の波が重なったとき、経路差が波長の整数倍であれば、それらの波は強め合います。
この経路差は、(1)で求めたように2dsinθです。
2つの波の経路差が波長の整数倍のときに強め合うので、
2dsinθ=nλ
これが反射X線が強め合う条件です。
次の問題→格子定数
◆関連項目
薄膜がつけられたレンズに入射する光の問題
原子まとめ
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