2025年11月12日

高校化学「中和」希硫酸にアンモニアを吸収させてから水酸化ナトリウム水溶液を加える問題

高校化学「中和」希硫酸にアンモニアを吸収させてから水酸化ナトリウム水溶液を加える問題

■問題

0.20mol/Lの希硫酸10mLに、標準状態で56mLのアンモニアを吸収させた。この混合水溶液を中和するのに、0.10mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液は何mL必要か求めよ。


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■解答解説

少しだけ難しい中和の量的関係の問題です。

中和するときは、水素イオンと水酸化物イオンの物質量が等しくなります。
だからまずは、使う薬品の物質量を求めます。

「0.20mol/Lの希硫酸10mL」に含まれる硫酸H2SO4は、

0.20×10/1000=2.0×10-1×10-2=2.0×10-3[mol]

です。
硫酸は2価の酸なので、H+の物質量は硫酸の物質量の2倍です。
つまり、水素イオンの物質量は、

4.0×10-3[mol]

ですね。
これにまずはアンモニアを吸収させます。

気体は1mol=22.4Lだから、56mL=0.056Lのアンモニアは、0.056/22.4=0.0025molです。
2.5×10-3molですね。

アンモニアは1価の塩基だから、このアンモニアから生じるOH-は、そのまま2.5×10-3molです。

吸収させると中和反応が起こり、この時点で、4.0×10-3−2.5×10-3=1.5×10-3molの水素イオンが残っています。

この混合水溶液に0.10mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和します。
OH-があと、1.5×10-3molあれば、ちょうど中和できますね。

加える水酸化ナトリウム水溶液をxLとすると、

0.10×x=1.5×10-3
    x=1.5×10-2[L]

mLで聞いているので、単位を変換すると、

1.5×10-2×103=15[mL]

つまり、加える水酸化ナトリウム水溶液は、15mLです!


◆関連項目
モル濃度
物質量、濃度、化学反応式と量的関係まとめ

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