2025年05月05日

高校数学「平面上の曲線」θ=π/4の表す線など

高校数学「平面上の曲線」θ=π/4の表す線など

◆問題

次の極方程式で表されるのは、どのような直線または曲線であるか答えよ。

(1) θ=π/4

(2) r=1


↓↓解答解説はお知らせの下↓↓



こちらに共通テストの解説を順次掲載していきます。
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◆解答・解説

極座標(r,θ)は、始線となるOXからθだけ回転して、Oからrの距離の点を表します。

(1) θ=π/4

rは特に決まっていない。つまり、何でもよい。θはπ/4と角度だけ決まっている。

ということは、始線OXからπ/4だけ回転した直線上の点の集合を表している。と考えられます。

つまり、「極Oを通り、始線OXとのなす角がπ/4の直線」を表します。


(2) r=1

今度は半径だけが決まっていて、角度が決まっていません。つまり、角度はあらゆる値をとることができる。というわけです。

一般に、中心が極Oで、半径がaの円の極方程式は「r=a」で表されます。

この場合はr=1なので、「中心が極Oで、半径が1の円」を表します。


◆関連項目
平面上の曲線まとめ


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2025年05月04日

高校数学「平面上の曲線」直交座標が(1,−√3)である点Pの極座標

高校数学「平面上の曲線」直交座標が(1,−\( \sqrt{3} \)である点Pの極座標

◆問題

直交座標が(1,−\( \sqrt{3} \)である点Pの極座標(r,θ)を求めよ。


↓↓解答解説はお知らせの下↓↓



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◆解答・解説

極座標(r,θ)は、始線となるOXからθだけ回転して、Oからrの距離の点を表します。
だから、直交座標(x,y)と以下の関係が成り立ちます。

x=rcosθ,y=rsinθ,r=\( \sqrt{x^2 + y^2} \)


今回は直交座標が(1,−√3)だから、x=1,y=−√3を代入して計算していきます。
まずはrを求めます。

r=\( \sqrt{1^2 +( − \sqrt{3} )^2} \)
 =\( \sqrt{1+3} \)
 =√4
 =2

x=rcosθに、x=1,r=2を代入すると、
1=2cosθより、cosθ=1/2

y=rcosθに、y=−√3,r=2を代入すると、
−√3=2sinθつまり、sinθ=−√3/2

このようなコサインとサインの値の組合せになるのは、θ=πですね!

よって、求める点Pの極座標は、(2,π)


◆関連項目
平面上の曲線まとめ


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高校数学「平面上の曲線」極座標が(2,π/6)である点Pの直交座標

高校数学「平面上の曲線」極座標が(2,π/6)である点Pの直交座標

◆問題

極座標が(2,π/6)である点Pの直交座標を求めよ。


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◆解答・解説

極座標(r,θ)は、始線となるOXからθだけ回転して、Oからrの距離の点を表します。
だから、直交座標(x,y)と以下の関係が成り立ちます。

x=rcosθ,y=rsinθ,r=\( \sqrt{x^2 + y^2} \)


今回は極座標が(2,π/6)だから、r=2,θ=π/6を代入すると、

x=2cos(π/6)
 =2×√3/2
 =√3

y=2sin(π/6)
 =2×1/2
 =1

よって、求める点Pの直交座標は(√3,1)


◆関連項目
平面上の曲線まとめ


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2025年05月03日

高校数学「複素数平面」複素数w=i(z+1)で表される点w

高校数学「複素数平面」複素数w=i(z+1)で表される点w

■問題

点zが原点を中心とする半径1の円周上を動くとき、複素数w=i(z+1)で表される点wは、どのような図形を描くか求めよ。




この問題をはじめとして、複素数の問題もいろいろ掲載しています。
よかったら他のページもご覧ください→複素数平面まとめ




■解説

この問題でzは「原点を中心とする半径1の円」を表しています。
これを式で表すと、

|z|=1

ですね。

与式はw=i(z+1)だから、これをzについて解けば、|z|=1で式を作ることができる。という方針です。

 w=iz+i
iz=w−i
 z=(w−i)/i

|z|=1だから、|(w−i)/i|=1です。つまり、|w−i|/|i|=1です。
|i|=1だから結局、|w−i|=1です。

この形の式は円ですね!

「wは、中心が点iで半径1の円」である。ことがわかります。


関連問題→等式|z−(2+i)|=1を満たす点zの表す図形






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2025年05月02日

高校数学「確率統計」正規分布

高校数学「確率統計」正規分布

正規分布について、次のことが知られています。

正規分布の平均と標準偏差確率変数Xが正規分布N(m,σ2に従うとき
E(X)=m,σ(X)=σ


また、確率変数Xが正規分布N(m,σ2)に従うとき、

  Z=X−mσ

とすると、Zは平均0,標準偏差1の正規分布N(0,1)に従い、このZを「標準化した確率変数」といいます。

そして、Zは正規分布表によって確率を求めることができる。というわけです。


◆関連事項
正規分布表
確率統計まとめ




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2025年05月01日

高校数学「微分」「対数微分法」分数式の3乗根の微分

高校数学「微分」「対数微分法」分数式の3乗根の微分

次の関数を微分せよ。
y={x(x−3)2x+2}1/3

つまり、「x(x−3)2x+2の3乗根」です。
このように、式が複雑なときは「対数微分法」を使うと微分しやすい場合があります。

対数微分法とは、まず両辺の自然対数をとり、その対数を微分するという方法です。

今回の問題では、まず、

log|y|=(1/3)log|x(x−3)2x+2|

とします。
全体の1/3乗は係数に移動しています。
さらに、分数全体についている絶対値は、分子と分母それぞれに分けても同じなので、分解していきます。

log|y|=(1/3)log|x||x−3|2|x+2|
    =(1/3)(log|x|+2log|x−3|−log|x+2|)

これで、右辺が全て対数の1次式になったので、微分できそうですね。

y'/y=(1/3){1/x+2/(x−3)−1/(x+2)}
   =(1/3){(x−3)(x+2)+2x(x+2)−x(x−3)}/{x(x−3)(x−2)}
   =(1/3)(x2−x−6+2x2+4x−x2+3x)/{x(x−3)(x+2)}
   =(2x2+6x−6)/{3x(x−3)(x+2)}

求めるのはy'だから、左辺がy'だけになるように、両辺にyをかけます。

y'=y(2x2+6x−6)/{3x(x−3)(x+2)}

y={x(x−3)2x+2}1/3だから、

y'={x(x−3)2x+2}1/32x2+6x−63x(x−3)(x+2)

あとは、(x−3)の3乗根で少し約分できたりもしますが、とりあえずここまでできるようになっていれば、それほど問題ないと思います。


数学3微分積分まとめ


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2025年04月30日

高校数学「極限」「三角関数」(π−2x)/cosxの極限

高校数学「極限」「三角関数」(π−2x)/cosxの極限

■ 問題

次の極限を調べよ。

\[ \lim_{x \to \frac{\pi}{2}} \frac{x - 2\pi}{\cos x} \]


こういったちょっと複雑な式でも、サインの極限を求めるときは、lim[x→0](sinx/x)=1を使えるようにします。

公式はコレです→サインの極限.png

解答解説はこのページ下です。



良かったらこの書籍もご利用ください。
10秒でわかる高校数学3「微分」基本問題の考え方





■ 解答解説

sinx/xの形を使うには、x→0でなければいけません。
今回はx→π/2なので、まずはこの点を変更します。

π−2x=θとおくと、x=π/2のときθ=0ですね。
だからこれに従って、xをθに置き換えます。

π−2x=θ
−2x=θ−π
  x=π/2−θ/2

というわけで、

\[ \lim_{x \to \frac{\pi}{2}} \frac{x - 2\pi}{\cos x} \]
は、
\[
\lim_{\theta \to 0} \frac{\theta}{\cos\left(\frac{\pi}{2} - \frac{\theta}{2}\right)}
\]
に変換することができます。

cos(π/2−θ/2)=sin(θ/2)だから、

θ/{cos(π/2−θ/2)}=θ/{sin(θ/2)}=2・(θ/2)/{sin(θ/2)}

このようになります。

よって、求める極限値は2





◆関連項目
サインの極限
コサインの極限
極限・微分まとめ(数学3)


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高校数学「複素数平面」等式|z−(2+i)|=1を満たす点zの表す図形

高校数学「複素数平面」等式|z−(2+i)|=1を満たす点zの表す図形

■問題

等式|z−(2+i)|=1を満たす点zは、どのような図形を表すか?




この問題をはじめとして、複素数の問題もいろいろ掲載しています。
よかったら他のページもご覧ください→複素数平面まとめ




■解説

|z−(2+i)|=1

この等式は、「点(2+i)からの距離が1である」ことを意味しています。

ある特定の点からの距離が一定の点の集合は・・・

円ですね!

つまり、この等式は「点(2+i)を中心とする半径1の円」を表しています。


なお、一般に、

複素数α,正の数rに対して

  |z−α|=r

を満たす点zの全体は、中心α,半径rの円を表す。


ということができます。






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2025年04月29日

高校数学「極限」「三角関数」(sinx)/(x+tanx)の極限

高校数学「極限」「三角関数」(sinx)/(x+tanx)の極限

■ 問題

lim[x→0]{(sinx)/(x+tanx)}の極限を調べよ。


こういったちょっと複雑な式でも、サインの極限を求めるときは、lim[x→0](sinx/x)=1を使えるようにします。

公式はコレです→サインの極限.png

解答解説はこのページ下です。



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■ 解答解説

lim[x→0](sinx/x)=1が使えるようにするためには、sin3x/xの極限と同様のことをするのが基本的な方針です。

今回の問題では、その問題よりも、もう少し式が複雑なので、まずはtanx=sinx/cosxを使って変形していきます。

 sinx/(x+tanx)
=sinx/(x+sinx/cosx)
=sinx/(x+sinx・1/cosx)

sinx/xの形をつくるために、分子と分母をxで割ります。

=(sinx/x)/{1+(sinx/x)・(1/cosx)}

これでサインのところは全てsinx/xの形になりました。
あとは公式と、cos0=1を使って、

 lim[x→0][(sinx/x)/{1+(sinx/x)・(1/cosx)}]
=1/(1+1・1/1)
=1/2

よって、求める極限値は1/2です!





◆関連項目
サインの極限
コサインの極限
極限・微分まとめ(数学3)


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高校数学「複素数平面」等式|z−2|=|z−i|を満たす点zの表す図形

高校数学「複素数平面」等式|z−2|=|z−i|を満たす点zの表す図形

■問題

等式|z−2|=|z−i|を満たす点zは、どのような図形を表すか?




この問題をはじめとして、複素数の問題もいろいろ掲載しています。
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■解説

|z−2|=|z−i|

A(2),B(i)とすると、
この式のzは、2点A,Bからの距離が等しい点を表しています。

A,Bからの距離が等しい点の集合は何か?といえば、

線分ABの垂直二等分線ですね!






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2025年04月28日

高校数学「複素数平面」3点A,B,Cの位置関係A

高校数学「複素数平面」3点A,B,Cの位置関係A

■問題

α=1+i,β=3+2i,δ=2−iの表す点をそれぞれA,B,Dとするとき、直線ABとADはどのような位置関係にあるか求めよ。




この問題をはじめとして、複素数の問題もいろいろ掲載しています。
よかったら他のページもご覧ください→複素数平面まとめ




■解説

3点の位置関係を調べるならば、それらを結ぶ直線によってできる角を調べるのが有力な方法です。
つまり、
δ−αβ−α
を調べればよい。というわけです。
やってみましょう!

 δ−αβ−α
2−i−(1+i)3+2i−(1+i)
1−2i2+i
−i(2+i)2+i
=−i

計算した結果、この複素数は純虚数になってしまいました。
ということは、ABとADのなす角は90°であり、「ABとADは垂直である」ということができます。


前の問題→実数の場合






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高校数学「複素数平面」3点A,B,Cの位置関係@

高校数学「複素数平面」3点A,B,Cの位置関係@

■問題

α=1+i,β=3+2i,γ=5+3iの表す点をそれぞれA,B,Cとするとき、3点A,B,Cはどのような位置関係にあるか求めよ。




この問題をはじめとして、複素数の問題もいろいろ掲載しています。
よかったら他のページもご覧ください→複素数平面まとめ




■解説

3点の位置関係を調べるならば、それらを結ぶ直線によってできる角を調べるのが有力な方法です。
つまり、
γ−αβ−α
を調べればよい。というわけです。
やってみましょう!

 γ−αβ−α
5+3i−(1+i)3+2i−(1+i)
4+2i2+i
2(2+i)2+i
=2

計算した結果、この複素数は実数になってしまいました。
ということは、ABとACのなす角は0°であり、「3点A,B,Cは一直線上にある」ということができます。


次の問題→純虚数の場合






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2025年04月27日

高校数学「因数定理」x3+2x2−2x+3はx+3を因数にもつか?

高校数学「因数定理」x3+2x2−2x+3はx+3を因数にもつか?

◆問題

P(x)=x3+2x2−2x+3が、x+3を因数にもつかどうか調べよ。因数にもつ場合は因数分解せよ。


↓解答解説はお知らせの下に↓

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◆解答解説

1次式を因数にもつかどうかは、因数定理で簡単に調べることができますね。

P(a)=0のとき、x−aを因数にもつ


今回はx+3を因数にもつかどうかを調べたいので、P(−3)を計算します。

P(−3)=(−3)3+2(−3)2−2×(−3)+3
   =−27+18+6+3
   =0

ゼロになったので、x+3は因数です。

そしてその場合は「因数分解せよ。」と言っているので、因数分解します。3次式の因数分解をするときは、まずはその因数でP(x)を割ります。

もちろん普通に割り算で良いですが、ここでは組み立て除法で記載してみます。

まずはx+3で割るので、左に−3,あとは係数を並べて書きます。

−3|1 2 −2 3


続いて、一番上のくらいの係数をそのまま下ろして、「隣の位に掛けて足す」ことを次々とやっていきます。


−3|1 2 −2 3
    −3  3−3
―――――――――――
   1−1  1 0

というわけで、割った結果は、x2−x+1、余りゼロです。
だから因数分解した結果は、

P(x)=(x+3)(x2−x+1)

カッコの中は2次式ですが、「複素数の範囲で因数分解せよ」などと言われていなければ、コレで終わりです。






◆関連項目
3次方程式x3+ax2−x−6=0の解の1つが2のとき
因数定理・高次方程式まとめ


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2025年04月26日

高校数学「複素数平面」α,β,γを使って∠ABCを計算

高校数学「複素数平面」α,β,γを使って∠ABCを計算

■問題

α=1+i,β=3+2i,γ=2+4iの表す点をそれぞれA,B,Cとするとき、∠ABCを求めよ。




この問題をはじめとして、複素数の問題もいろいろ掲載しています。
よかったら他のページもご覧ください→複素数平面まとめ




■解説

3点A(α),B(β),C(γ)が与えられたとき、以下の式が成り立ちます。

∠BAC=argγ−αβ−α

α、β、γにそれぞれ値を代入して計算してみましょう!

 γ−αβ−α
1+3i2+i
(1+3i)(2−i)(2+i)(2−1)
2−i+6i−3i24−i2
5+5i
=1+i
=√2{cos(π/4)+isin(π/4)}

つまり、argγ−αβ−α=π/4です。

ということは、∠BAC=π/4ですね!






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2025年04月25日

高校数学「複素数平面」正三角形になるようなγの値

高校数学「複素数平面」正三角形になるようなγの値

■問題

点A(α),点B(β),点C(γ)を頂点とする正三角形ABCがある。α=1+2i,β=7+4iのとき、γを求めよ。




この問題をはじめとして、複素数の問題もいろいろ掲載しています。
よかったら他のページもご覧ください→複素数平面まとめ




■解説

点zを点z0のまわりにθだけ回転した点をwとすると、

w−z0=(cosθ+isinθ)(z−z0)

という式が成り立ちます。
これを利用すると、γを表すことができますね。

例えばAを中心とすると、Bを60°=π/3だけ回転した点がCということができます。
つまり、

γ−α={cos(π/3)+isin(π/3)}(β−α)

です。α,βの値を代入して計算してみましょう!

γ={cos(π/3)+isin(π/3)}(β−α)+α
=(1/2+i・√3/2)(7+4i−1−2i)+1+2i
=(1/2+i・√3/2)(6+2i)+1+2i
=3+i+3√3i+√3i2+1+2i
=4−√3+3i+3√3i
=(4−√3)+(3+3√3)i


回転方向は逆でも正三角形になるので、−π/3の場合も同様にやります。

γ={cos(−π/3)+isin(−π/3)}(β−α)+α
=(1/2−i・√3/2)(6+2i)+1+2i
=3+i−3√3i+√3+1+2i
=4+√3+3i−3√3i
=(4+√3)+(3−3√3)i


というわけで、求める値は、
γ=(4−√3)+(3+3√3)i,(4+√3)+(3−3√3)i






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2025年04月24日

高校数学「複素数平面」点z0=1+iのまわりにπ/6だけ回転した点w

高校数学「複素数平面」点z0=1+iのまわりにπ/6だけ回転した点w

■問題

点z=5+3iを、点z0=1+iのまわりにπ/6だけ回転した点wを求めよ。




この問題をはじめとして、複素数の問題もいろいろ掲載しています。
よかったら他のページもご覧ください→複素数平面まとめ




■解説

点zを点z0のまわりにθだけ回転した点をwとすると、

w−z0=(cosθ+isinθ)(z−z0)

という式が成り立ちます。
点z0を原点とみなして回転を考えると、z0の分だけ引けば良い。というわけです。

今回の問題では、z=5+3i,z0=1+i,θ=π/6です。
これらの値を適宜代入していきます。

w−z0={cos(π/6)−isin(π/6)}(z−z0)

まずはこんな式ができます。
wを出したいので、移項して計算していきます。

w={cos(π/6)+isin(π/6)}(z−z0)+z0
 =(√3/2+i/2)(5+3i−1−i)+(1+i)
 =(√3/2+i/2)(4+2i)+(1+i)
 =2√3+√3i+2i+i2+1+i
 =2√3+√3i+2i−1+1+i
 =2√3+(3+√3)i






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2025年04月23日

高校数学「複素数平面」(1+√3i)12の計算

高校数学「複素数平面」(1+√3i)12の計算

■問題

(1+√3i)12を計算せよ。


複素数の何乗もしている場合の計算では、ド・モアブルの定理を使います。




この問題をはじめとして、複素数の問題もいろいろ掲載しています。
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■解説

ド・モアブルの定理とは、

nが整数のとき、(cosθ+isinθ)n=cosnθ+isinnθ


という定理です。

つまりは、複素数をn乗すると、偏角をn倍することになる。というわけです。

この定理を使うには、まずは極形式に直します。

r=√(12+√32)=√4=2だから、
1+√3i=2{1/2+(√3/2)i}
    =2{cos(π/3)+isin(π/3)}

与式のカッコの中身を変形できたので、あとはド・モアブルの定理を使います。

 (1+√3i)12
=212{cos(π/3)+isin(π/3)}12
=4096(cos4π+isin4π)
=4096






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高校数学「複素数平面」点z/αはどのような点か

高校数学「複素数平面」点z/αはどのような点か

■問題

0でない複素数z=r(cosθ+isinθ)とα=2{cos(π/3)+isin(π/3)}について、点z/αはどのような点か求めよ。


つまり、z/αを計算して、商の複素数の図形的意味を説明します。




この問題をはじめとして、複素数の問題もいろいろ掲載しています。
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■解説

商の場合も、積の場合と主なポイントは同じです。

要するに、商の極形式を計算して、もとの複素数との変化を見ればいいよ!ってことです。

まばすz/αを計算してみましょう!

商の極形式より、
z/α=(r/2){cos(θ−π/3)+isin(θ−π/3)}

「r/2だから、距離は1/2倍、θ−π/3だから−π/3回転」です。

きちんとかっこつけて言えば、

「点z/αは、点zを原点からの距離を1/2倍して−π/3だけ回転した点」

と言えます!






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2025年04月22日

高校数学「複素数平面」α=√2+√2iを掛けた点αz

高校数学「複素数平面」α=√2+√2iを掛けた点αz

■問題

0でない複素数z=r(cosθ+isinθ)に、α=√2+√2iを掛けた点αzはどのような点か?


つまり、αzを計算して、複素数の積の図形的意味を説明します。




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■解説

複素数の積の図形的意味については、一般に以下のことが言えます。

α=r0(cosθ0+isinθ0)とするとき、
αz=r0(cosθ0+isinθ0)zの表す点αzは、点zを原点のまわりにθ0だけ回転し、さらに、原点からの距離をr0倍した点である。


要するに、積の極形式を計算して、もとの複素数との変化を見ればいいよ!ってことです。

αzを計算してみましょう!

そのためにまずはαを極形式に直します。

α=√2+√2iだから、r=√(√22+√22)=√4=2なので、
α=2{√2/2+(√2/2)i}=2{cos(π/4)+isin(π/4)}

積の極形式より、
αz=2r{cos(θ+π/4)+isin(θ+π/4)}

αzの式はこのようになります。
つまりzをどのように移動したか?というと、「原点からの距離を2倍してπ/4だけ回転した」と言えます!






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2025年04月11日

高校数学「場合の数」「同じものを含む順列」7個の数字を並べるB

高校数学「場合の数」「同じものを含む順列」7個の数字を並べるB

■ 問題

1,1,1,2,2,3,3の7個の数字を一列に並べる。このとき、次の問いに答えよ。

(1) 並べ方は全部で何通りあるか?

(2) 1が2個だけ隣り合う並べ方は何通りあるか?

(3) どの数字も同じ数字は隣り合わない並べ方は何通りあるか?


↓(3)の解答解説はお知らせの下に↓


━━━━━━━━━━━━━お知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━

場合の数・確率の練習には、以下の書籍もおすすめです!アマゾンのレビューでも高評価をいただいています。
10秒でわかる!高校数学1A「場合の数・確率」の考え方

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■ 解答解説

「どの同じ数字も隣り合わない」ためには、例えば「同じ数字を並べて、その間に別の数字を入れる」という考えができます。

いくつかの考え方ができますが、まずは1を3つ並べて、間に2,3を入れる方式で考えてみます。

 1 1 1
^ ^ ^ ^
@ A B C
 
1が連続しないために、他の数字を入れることができる場所は以上の4ヶ所があります。

(i)4ヶ所に数字を1つずつ入れるとき
2と3の入れ方は何でもいいので、4!/(2!・2!)=6通り

(ii) 4ヶ所のうち3ヶ所に数字を入れるとき
3ヶ所の選び方は、1が連続しないためには、@ABかABCの2通り。
そのうち1ヶ所は23または32で、その場所の選び方は3通り。
残りの2ヶ所に入る数字は2,3か3,2
よって、2×2×3×2=24通り

(iii) 4ヶ所のうち2ヶ所に数字を入れるとき
2ヶ所の選び方は、ABのみ。
その2ヶ所の数字の入れ方は、2個&2個または3個&1個。
2個ずつの場合は、どちらも23,23で、それぞれ2通りの並べ方があるので、2×2=4通り。
3個と1個の場合は、3個は232か323で、残り1個は自動的に決まります。そして、AとBのどちらに3個が入るかが2通りあります。
つまりこの場合、2×2=4通り。

全部合計すると、6+24+4+4=38通りです!


この問題の最初に戻る→全部で何通り?






◆関連項目
確率まとめ


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こんなヤツです
名前:江間淳
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職業:プロ家庭教師、AE個別学習室(えまじゅく)代表、翻訳者
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