本日配信のメルマガでは、2025年大学入学共通テスト物理第2問の問3[9]までを解説します。
【高校数学】読むだけでわかる!共通テスト数学の考え方
http://www.mag2.com/m/0001641004.html
リクエスト等ございましたら、mm@a-ema.comまでお知らせください。
■ 問題
第2問 単振り子の周期を精度よく測定する探求活動に関する次の文章を読み、
後の問い(問1〜5)に答えよ。
図1のように伸び縮みしない軽い糸の一端に質量mの小球をつけ、糸の他端を
点Pに固定した。空気抵抗および点Pでの摩擦は無視できるものとする。点Pから
小球までの長さ(振り子の長さ)をLとする。差異化点にあるときの小球の位置Oを
原点とし、鉛直方向にy軸、水平方向にx軸をとり、振り子をxy面内で振動
させた。図1のように点Oからの円弧に沿った小球の変位をs,糸がy軸となす角を
θ,重力加速度の大きさをgとする。振り子がx軸の正の向きに振り他と木のsを
正とする。このとき、s=Lθが成り立つ。糸の最大の振れ角θ0が小さく、運動の
範囲内ではsinθ≒θの近似が成り立つ場合を考える。
図1
問1 小球にはたらく運動方向の力Fはいくらか。最も適当なものを、次の{1}〜{6}
のうちから一つ選べ。F=[ 6 ]
問2 次の文章中の空欄[ア]・[イ]に入れる式の組合せとして正しいものを、後の
{1}〜{8}のうちから一つ選べ。[ 7 ]
小球の運動は、点Oを中心とする振幅Lθ0の単振動とみなすことができる。
小球が点Oをx軸の負から正の向きに最初に通過する瞬間を時刻t=0としたとき、
時刻tにおける小球の変位sは、角振動数をωとして、
s=Lθ0×[ア]
と表せる。また、ω=[イ]となる。
問3 次の文章中の空欄[ウ]〜[オ]に入れる式の組合せとして最も適当なものを、
後の{1}〜{8}のうちから一つ選べ。[ 8 ]
振り子がN往復する時間tNをストップウォッチで測定して、TN=tN/Nの値
から周期を求めた。観測者がストップウォッチで測定した時間tNが、振り子がN
往復する時間の正確な値より、Δtだけ長かった場合を考える。このとき、TNは
周期の正しい値よりも[ウ]だけ[エ]見積もられる。これは実験誤差の一つである。
Nを変えて同じ実験をするとき、誤差Δtが同じ値であるとすると、Nが大きい
ほど、この実験誤差は[オ]なる。
周期の測定における誤差を減らすために、レーザーと光センサーを組み合わせた
図2のような装置を作った。光センサーの受光部とレーザー光の光軸は、xy面と
直行する軸上に固定されている。光センサーにレーザー光が入射すると、オシロ
スコープにはレーザー光の強度に比例した電圧が観測され、小球が最下点にあるとき
糸がレーザー光をさえぎり、電圧が下がる。オシロスコープは十分高い精度で時間を
測定できるものとする。
図2
レーザー光を照射したまま振り子を振動させると、糸は周期的にレーザー光を
さえぎり、図3に示す等間隔の針状の波形がオシロスコープで観測された。
図3
問4 図3において、振り子の周期と一致する部分を両矢印で示した図として最も
適当なものを、次の{1}〜{6}のうちから一つ選べ。[ 9 ]
問題の図や選択肢は、大学入試センターなどでご確認ください。
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/kakomondai/r7/r7_honshiken_mondai.html
※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記しています。
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■ 解説目次
◆1 ブログ記事紹介
◆2 重力を分解するなら重力は斜辺
つづく
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■ 解説
◆1 ブログ記事紹介
今回は「振り子」に関する問題でした。
物理の分野としては、円運動や単振動の単元になります。
えまじゅくブログでは、物理の解説も多数掲載しています。
復元力
http://a-ema.seesaa.net/article/481895148.html
単振動まとめ
http://a-ema.seesaa.net/article/481865246.html
良かったらこれらも参考にしてください。
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◆2 重力を分解するなら重力は斜辺
まず小球には鉛直下向きに重力がはたらいています。
質量はm,重力加速度はgだから、重力W=mgですね。
このmgを、運動方向に対して平行な力と垂直な力に分解します。
mgを斜辺とする直角三角形を描くと、
平行な方が短く、垂直な方が長いことがわかりますね。
平行な力はmg×sinθ,垂直な力は・・・
(以下略)
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解説の続き・解答や公式一覧などは・・・
【高校数学】読むだけでわかる!共通テスト数学の考え方
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発行者 江間淳(EMA Atsushi)
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無断転載・引用を禁じます。
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★【高校数学】読むだけでわかる!数学1Aの考え方
http://pmana.jp/pc/pm586.html
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【高校数学】読むだけでわかる!数学3の考え方
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★【高校英語】センター試験徹底トレーニング
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★【高校化学】読むだけでわかる!理論・無機・有機化学の考え方
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【高校物理】読むだけでわかる!物理基礎・物理の考え方
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【中学5科】高校入試の重要ポイント
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2025年11月04日
高校物理「物体の運動」斜面に対して上向きにボールを転がしたときD
高校物理「物体の運動」斜面に対して上向きにボールを転がしたときD
◆問題
斜面上の点Oから、初速度6.0m/sでボールを斜面に沿って上向きに転がした。ボールは点Pまで上昇したのち、下降し始めて、点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し、点Oに戻った。この間、ボールは等加速度直線運動をしたとして、斜面上向きを正として次の問いに答えよ。
(1) ボールの加速度を求めよ。
(2) ボールを転がしてから何秒後に点Pに達するか求めよ。
(3) OP間の距離を求めよ。
(4) ボールが点Pまで上昇したのち、点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過するのは何秒後か求めよ。
(5) ボールを転がしてから、ボールが点Pまで上昇して、点Qまで戻ってくるまでの移動距離を求めよ。
◆解答解説
点Qに達するのは5.0s後だから、単にt=5.0を代入して計算・・・としてしまうと、移動距離ではなく、5秒後の位置を求めることになってしまいます。
移動距離を求めるには、OPとPQの合計を求める必要があります。
まずOPは、(3)で求めたように、9.0mです。
PQは、PからスタートしてQまでいった場合を考えます。
PQ間にかかった時間は2.0sだから、t=2.0を代入して計算すればOKです!
Pでの速度はゼロなのでv0=0,加速度は引き続き−2.0を代入します。
x=0+(1/2)×(−2)×2.02
=−4
つまり移動距離としては4.0mです。
OP+PQ=9.0+4.0=13.0
というわけで、求める移動距離は13.0mです!
(1)に戻る→ボールの加速度
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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◆問題
斜面上の点Oから、初速度6.0m/sでボールを斜面に沿って上向きに転がした。ボールは点Pまで上昇したのち、下降し始めて、点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し、点Oに戻った。この間、ボールは等加速度直線運動をしたとして、斜面上向きを正として次の問いに答えよ。
(1) ボールの加速度を求めよ。
(2) ボールを転がしてから何秒後に点Pに達するか求めよ。
(3) OP間の距離を求めよ。
(4) ボールが点Pまで上昇したのち、点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過するのは何秒後か求めよ。
(5) ボールを転がしてから、ボールが点Pまで上昇して、点Qまで戻ってくるまでの移動距離を求めよ。
◆解答解説
点Qに達するのは5.0s後だから、単にt=5.0を代入して計算・・・としてしまうと、移動距離ではなく、5秒後の位置を求めることになってしまいます。
移動距離を求めるには、OPとPQの合計を求める必要があります。
まずOPは、(3)で求めたように、9.0mです。
PQは、PからスタートしてQまでいった場合を考えます。
PQ間にかかった時間は2.0sだから、t=2.0を代入して計算すればOKです!
Pでの速度はゼロなのでv0=0,加速度は引き続き−2.0を代入します。
x=0+(1/2)×(−2)×2.02
=−4
つまり移動距離としては4.0mです。
OP+PQ=9.0+4.0=13.0
というわけで、求める移動距離は13.0mです!
(1)に戻る→ボールの加速度
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
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2025年11月03日
高校物理「物体の運動」斜面に対して上向きにボールを転がしたときC
高校物理「物体の運動」斜面に対して上向きにボールを転がしたときC
◆問題
斜面上の点Oから、初速度6.0m/sでボールを斜面に沿って上向きに転がした。ボールは点Pまで上昇したのち、下降し始めて、点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し、点Oに戻った。この間、ボールは等加速度直線運動をしたとして、斜面上向きを正として次の問いに答えよ。
(1) ボールの加速度を求めよ。
(2) ボールを転がしてから何秒後に点Pに達するか求めよ。
(3) OP間の距離を求めよ。
(4) ボールが点Pまで上昇したのち、点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過するのは何秒後か求めよ。
◆解答解説
点Qでは斜面下向きに4.0m/sだから、初速度をプラスとすると、この(4)でのボールの速度はマイナスとなります。
つまり、v=−4.0を代入します。
その他の条件はここでと同じく、v0=6.0,a=−2.0ですね。
これらの値をv=v0+atに代入して、
−4.0=6.0−2.0×t
2t=10
t=5
よって、求める時間は、5.0s後です。
次の問題→点Qに戻ってくるまでの移動距離
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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◆問題
斜面上の点Oから、初速度6.0m/sでボールを斜面に沿って上向きに転がした。ボールは点Pまで上昇したのち、下降し始めて、点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し、点Oに戻った。この間、ボールは等加速度直線運動をしたとして、斜面上向きを正として次の問いに答えよ。
(1) ボールの加速度を求めよ。
(2) ボールを転がしてから何秒後に点Pに達するか求めよ。
(3) OP間の距離を求めよ。
(4) ボールが点Pまで上昇したのち、点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過するのは何秒後か求めよ。
◆解答解説
点Qでは斜面下向きに4.0m/sだから、初速度をプラスとすると、この(4)でのボールの速度はマイナスとなります。
つまり、v=−4.0を代入します。
その他の条件はここでと同じく、v0=6.0,a=−2.0ですね。
これらの値をv=v0+atに代入して、
−4.0=6.0−2.0×t
2t=10
t=5
よって、求める時間は、5.0s後です。
次の問題→点Qに戻ってくるまでの移動距離
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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2025年11月02日
高校物理「物体の運動」斜面に対して上向きにボールを転がしたときB
高校物理「物体の運動」斜面に対して上向きにボールを転がしたときB
◆問題
斜面上の点Oから、初速度6.0m/sでボールを斜面に沿って上向きに転がした。ボールは点Pまで上昇したのち、下降し始めて、点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し、点Oに戻った。この間、ボールは等加速度直線運動をしたとして、斜面上向きを正として次の問いに答えよ。
(1) ボールの加速度を求めよ。
(2) ボールを転がしてから何秒後に点Pに達するか求めよ。
(3) OP間の距離を求めよ。
◆解答解説
(1)で、加速度はa=−2.0とわかったので、(3)では引き続きこの値も使って計算します。
今度は距離を求めるので、xを含む式を使います。
例えばv2−v02=2axを使えばよいですね!
OP間の距離だから、Pに達した時点の条件を代入します。
つまり、v=0,v0=6.0,a=−2.0ですね。
02−6.02=2×(−2)×x
−36=−4x
x=9
よって、OP間の距離は9.0mとなります。
次の問題→点Qに戻ってくる時間
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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◆問題
斜面上の点Oから、初速度6.0m/sでボールを斜面に沿って上向きに転がした。ボールは点Pまで上昇したのち、下降し始めて、点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し、点Oに戻った。この間、ボールは等加速度直線運動をしたとして、斜面上向きを正として次の問いに答えよ。
(1) ボールの加速度を求めよ。
(2) ボールを転がしてから何秒後に点Pに達するか求めよ。
(3) OP間の距離を求めよ。
◆解答解説
(1)で、加速度はa=−2.0とわかったので、(3)では引き続きこの値も使って計算します。
今度は距離を求めるので、xを含む式を使います。
例えばv2−v02=2axを使えばよいですね!
OP間の距離だから、Pに達した時点の条件を代入します。
つまり、v=0,v0=6.0,a=−2.0ですね。
02−6.02=2×(−2)×x
−36=−4x
x=9
よって、OP間の距離は9.0mとなります。
次の問題→点Qに戻ってくる時間
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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2025年11月01日
高校物理「物体の運動」斜面に対して上向きにボールを転がしたときA
高校物理「物体の運動」斜面に対して上向きにボールを転がしたときA
◆問題
斜面上の点Oから、初速度6.0m/sでボールを斜面に沿って上向きに転がした。ボールは点Pまで上昇したのち、下降し始めて、点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し、点Oに戻った。この間、ボールは等加速度直線運動をしたとして、斜面上向きを正として次の問いに答えよ。
(1) ボールの加速度を求めよ。
(2) ボールを転がしてから何秒後に点Pに達するか求めよ。
◆解答解説
(1)で、加速度はa=−2.0とわかったので、(2)ではこの値も使って計算します。
時間を聞いているので、tを含む式を使います。
点Pは、運動の向きが変わる、つまり、速度が一瞬ゼロになる点です。
だから、vを含む、v=v0+atを使えばOKです!
v=v0+atに、v=0,v0=6.0,a=−2.0を代入して、
0=6.0−2.0t
2t=6
t=3
よって、点Pに達するのは、3.0秒後です!
次の問題→OP間の距離
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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◆問題
斜面上の点Oから、初速度6.0m/sでボールを斜面に沿って上向きに転がした。ボールは点Pまで上昇したのち、下降し始めて、点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し、点Oに戻った。この間、ボールは等加速度直線運動をしたとして、斜面上向きを正として次の問いに答えよ。
(1) ボールの加速度を求めよ。
(2) ボールを転がしてから何秒後に点Pに達するか求めよ。
◆解答解説
(1)で、加速度はa=−2.0とわかったので、(2)ではこの値も使って計算します。
時間を聞いているので、tを含む式を使います。
点Pは、運動の向きが変わる、つまり、速度が一瞬ゼロになる点です。
だから、vを含む、v=v0+atを使えばOKです!
v=v0+atに、v=0,v0=6.0,a=−2.0を代入して、
0=6.0−2.0t
2t=6
t=3
よって、点Pに達するのは、3.0秒後です!
次の問題→OP間の距離
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
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高校物理「物体の運動」斜面に対して上向きにボールを転がしたとき@
高校物理「物体の運動」斜面に対して上向きにボールを転がしたとき@
◆問題
斜面上の点Oから、初速度6.0m/sでボールを斜面に沿って上向きに転がした。ボールは点Pまで上昇したのち、下降し始めて、点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し、点Oに戻った。この間、ボールは等加速度直線運動をしたとして、斜面上向きを正として次の問いに答えよ。
(1) ボールの加速度を求めよ。
◆解答解説
等速直線運動でよくある、斜面に対して上向きの初速度を与えられたボールの問題です。
いったん上に上がって、ある点まで達したら、その後は斜面を下ってくる。という動きをしますね。
だから、初速度をプラスとすれば、加速度はマイナスになります。
先日解説したx軸上の物体の問題とは設定が違いますが、等加速度直線運動であることには変わりないので、この問題でも公式は以下の3つのうち適切なものを選んで使えばOKです。
@ v=v0+at
A x=v0t+(1/2)at2
B v2−v02=2ax
今回は、v0=6.0がわかっていて、
「点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し」とあるので、x=5.0のときv=4.0ですね。
これらを利用するには、Bの公式が適しています。代入したら文字が1つだけ残る式を選びます。
では代入して計算してみましょう!
4.02−6.02=2a×5.0
16−36=10a
10a=−20
a=−2
マイナスなので、斜面に対して下向きです。
つまり求める加速度は、斜面下向きに2.0m/s2です!
次の問題→点Pに達する時間
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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◆問題
斜面上の点Oから、初速度6.0m/sでボールを斜面に沿って上向きに転がした。ボールは点Pまで上昇したのち、下降し始めて、点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し、点Oに戻った。この間、ボールは等加速度直線運動をしたとして、斜面上向きを正として次の問いに答えよ。
(1) ボールの加速度を求めよ。
◆解答解説
等速直線運動でよくある、斜面に対して上向きの初速度を与えられたボールの問題です。
いったん上に上がって、ある点まで達したら、その後は斜面を下ってくる。という動きをしますね。
だから、初速度をプラスとすれば、加速度はマイナスになります。
先日解説したx軸上の物体の問題とは設定が違いますが、等加速度直線運動であることには変わりないので、この問題でも公式は以下の3つのうち適切なものを選んで使えばOKです。
@ v=v0+at
A x=v0t+(1/2)at2
B v2−v02=2ax
今回は、v0=6.0がわかっていて、
「点Oか5.0m離れた点Qを速さ4.0m/sで斜面下向きに通過し」とあるので、x=5.0のときv=4.0ですね。
これらを利用するには、Bの公式が適しています。代入したら文字が1つだけ残る式を選びます。
では代入して計算してみましょう!
4.02−6.02=2a×5.0
16−36=10a
10a=−20
a=−2
マイナスなので、斜面に対して下向きです。
つまり求める加速度は、斜面下向きに2.0m/s2です!
次の問題→点Pに達する時間
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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2025年10月31日
高校物理「物体の運動」位置と速さが与えられているときA
高校物理「物体の運動」位置と速さが与えられているときA
◆問題
物体が、直線上を等加速度運動している。
この物体が、時刻t=0のとき点Aを右向きに4.0m/sの速さで通過した。その後、点Aから右に10mの点Bを右向きに6.0m/sの速さで通過した。
(1) 物体の加速度を求めよ。
(2) AB間を進むのにかかった時間を求めよ。
◆解答解説
(1)で、加速度は右向きに1.0m/s2とわかりました。
他に現時点でわかっているのは、問題で与えられた、v0=4.0,v=6.0,x=10です。
いろいろな情報がわかったので、vの式でもxの式でもどちらでも構いませんが、v=v0+atの方が、1次式なので計算も簡単です。
代入して計算してみましょう!
6.0=4.0+1.0×t
t=2
よって、AB間を進むのにかかった時間は2.0sです!
(1)に戻る→物体の加速度
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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◆問題
物体が、直線上を等加速度運動している。
この物体が、時刻t=0のとき点Aを右向きに4.0m/sの速さで通過した。その後、点Aから右に10mの点Bを右向きに6.0m/sの速さで通過した。
(1) 物体の加速度を求めよ。
(2) AB間を進むのにかかった時間を求めよ。
◆解答解説
(1)で、加速度は右向きに1.0m/s2とわかりました。
他に現時点でわかっているのは、問題で与えられた、v0=4.0,v=6.0,x=10です。
いろいろな情報がわかったので、vの式でもxの式でもどちらでも構いませんが、v=v0+atの方が、1次式なので計算も簡単です。
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2025年10月30日
高校物理「物体の運動」位置と速さが与えられているとき@
高校物理「物体の運動」位置と速さが与えられているとき@
◆問題
物体が、直線上を等加速度運動している。
この物体が、時刻t=0のとき点Aを右向きに4.0m/sの速さで通過した。その後、点Aから右に10mの点Bを右向きに6.0m/sの速さで通過した。
(1) 物体の加速度を求めよ。
◆解答解説
この問題では、速さと位置のみが示されていて、時間は示されていません。
そんなときは、tを含まない公式を使うのが標準的です。
v2−v02=2ax
ですね。
点Aでの速さはv0,点Bでの速さはv,AB間の距離をxとして、
v0=4.0,v=6.0,x=10
以上を代入します。
6.02−4.02=2a×10
36−16=20a
20a=20
a=1
右向きの速さを正の数として代入した結果がプラスなので、加速度の向きは右向きとなります。
有効数字を2桁とすると、求める加速度は、右向きに1.0m/s2です!
次の問題→AB間を進むのにかかった時間
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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◆問題
物体が、直線上を等加速度運動している。
この物体が、時刻t=0のとき点Aを右向きに4.0m/sの速さで通過した。その後、点Aから右に10mの点Bを右向きに6.0m/sの速さで通過した。
(1) 物体の加速度を求めよ。
◆解答解説
この問題では、速さと位置のみが示されていて、時間は示されていません。
そんなときは、tを含まない公式を使うのが標準的です。
v2−v02=2ax
ですね。
点Aでの速さはv0,点Bでの速さはv,AB間の距離をxとして、
v0=4.0,v=6.0,x=10
以上を代入します。
6.02−4.02=2a×10
36−16=20a
20a=20
a=1
右向きの速さを正の数として代入した結果がプラスなので、加速度の向きは右向きとなります。
有効数字を2桁とすると、求める加速度は、右向きに1.0m/s2です!
次の問題→AB間を進むのにかかった時間
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等加速度運動、初速度、加速度
物体の運動まとめ
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高校物理「物体の運動」x軸上での等加速度運動B
高校物理「物体の運動」x軸上での等加速度運動B
◆問題
物体が、x軸上で等加速度運動をしている。物体が原点を通過する時刻をt=0とし、そのときの速度は10m/sであった。t=6.0sにおける速度は−20m/sだったという。
(1) 物体の加速度を求めよ。
(2) 物体の運動の向きが変わる点に達する時刻を求めよ。
(3) 物体の運動の向きが変わる点の、原点からの位置を求めよ。
◆解答解説
t=2.0のとき、物体の運動の向きが変わるとわかりました。
(3)では、このときの位置を求めます。
位置なので、x=v0t+(1/2)at2を使います。
t=2.0,a=−5,v0=10を代入して、
x=10×2+(1/2)×(−5)+22
=20−10
=10
よって、求める位置は10mとなります。
この問題の最初に戻る→(1) 物体の加速度を求めよ。
◆関連項目
等加速度運動、初速度、加速度
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◆問題
物体が、x軸上で等加速度運動をしている。物体が原点を通過する時刻をt=0とし、そのときの速度は10m/sであった。t=6.0sにおける速度は−20m/sだったという。
(1) 物体の加速度を求めよ。
(2) 物体の運動の向きが変わる点に達する時刻を求めよ。
(3) 物体の運動の向きが変わる点の、原点からの位置を求めよ。
◆解答解説
t=2.0のとき、物体の運動の向きが変わるとわかりました。
(3)では、このときの位置を求めます。
位置なので、x=v0t+(1/2)at2を使います。
t=2.0,a=−5,v0=10を代入して、
x=10×2+(1/2)×(−5)+22
=20−10
=10
よって、求める位置は10mとなります。
この問題の最初に戻る→(1) 物体の加速度を求めよ。
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2025年10月29日
高校物理「物体の運動」x軸上での等加速度運動A
高校物理「物体の運動」x軸上での等加速度運動A
◆問題
物体が、x軸上で等加速度運動をしている。物体が原点を通過する時刻をt=0とし、そのときの速度は10m/sであった。t=6.0sにおける速度は−20m/sだったという。
(1) 物体の加速度を求めよ。
(2) 物体の運動の向きが変わる点に達する時刻を求めよ。
◆解答解説
「物体の運動の向きが変わる」ときは、速度がゼロになるときです。
右に進んでいた物体が左向きに移動するようになる、そのちょうど境目の瞬間では、一瞬速度がゼロになっているはずですよね。
つまり、今回の問題は、v=0で式を立てます。
(1)で、a=−5.0がわかりました。v0=10は問題に書いてあります。
わかっている情報がv,a,v0なので、これらを使える公式は、v=v0+atですね。
上記の値を代入して計算していきます。
0=10−5t
5t=10
t=2
有効数字を2桁とすると、求める時刻は、2.0sとなります!
次の問題→(2)のときの位置
◆関連項目
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◆問題
物体が、x軸上で等加速度運動をしている。物体が原点を通過する時刻をt=0とし、そのときの速度は10m/sであった。t=6.0sにおける速度は−20m/sだったという。
(1) 物体の加速度を求めよ。
(2) 物体の運動の向きが変わる点に達する時刻を求めよ。
◆解答解説
「物体の運動の向きが変わる」ときは、速度がゼロになるときです。
右に進んでいた物体が左向きに移動するようになる、そのちょうど境目の瞬間では、一瞬速度がゼロになっているはずですよね。
つまり、今回の問題は、v=0で式を立てます。
(1)で、a=−5.0がわかりました。v0=10は問題に書いてあります。
わかっている情報がv,a,v0なので、これらを使える公式は、v=v0+atですね。
上記の値を代入して計算していきます。
0=10−5t
5t=10
t=2
有効数字を2桁とすると、求める時刻は、2.0sとなります!
次の問題→(2)のときの位置
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高校物理「物体の運動」x軸上での等加速度運動@
高校物理「物体の運動」x軸上での等加速度運動@
◆問題
物体が、x軸上で等加速度運動をしている。物体が原点を通過する時刻をt=0とし、そのときの速度は10m/sであった。t=6.0sにおける速度は−20m/sだったという。
(1) 物体の加速度を求めよ。
◆解答解説
「t=0のとき10m/s」つまり、初速度v0=10ですね。
さらに、「6.0sのときの速度は−20m/s」だから、t=6.0のときv=−20です。
速度や時間が与えられているので、v=v0+atにこれらの値を代入して計算すればOKです。
−20=10+a×6.0
−6a=30
a=−5
有効数字を2桁とすると、求める加速度は、−5.0m/s2となります!
ちなみに、速度や加速度がマイナスというのは、「向きが反対」を意味します。
今回はx軸上の運動で、最初は正の向きに運動していた物体がマイナスの加速度を受けて減速していき、ある点で移動の向きが反対になり、やがて出発点に戻り、そのままどんどんスピードアップしながら負の向きに進んでいくことになります。
次の問題→進行方向が変わるとき
◆関連項目
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◆問題
物体が、x軸上で等加速度運動をしている。物体が原点を通過する時刻をt=0とし、そのときの速度は10m/sであった。t=6.0sにおける速度は−20m/sだったという。
(1) 物体の加速度を求めよ。
◆解答解説
「t=0のとき10m/s」つまり、初速度v0=10ですね。
さらに、「6.0sのときの速度は−20m/s」だから、t=6.0のときv=−20です。
速度や時間が与えられているので、v=v0+atにこれらの値を代入して計算すればOKです。
−20=10+a×6.0
−6a=30
a=−5
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ちなみに、速度や加速度がマイナスというのは、「向きが反対」を意味します。
今回はx軸上の運動で、最初は正の向きに運動していた物体がマイナスの加速度を受けて減速していき、ある点で移動の向きが反対になり、やがて出発点に戻り、そのままどんどんスピードアップしながら負の向きに進んでいくことになります。
次の問題→進行方向が変わるとき
◆関連項目
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2025年10月28日
本日配信のメルマガ。2025年大学入学共通テスト物理第2問 問2
本日配信のメルマガでは、2025年大学入学共通テスト物理の第2問の問2までを解説します。
【高校数学】読むだけでわかる!共通テスト数学の考え方
http://www.mag2.com/m/0001641004.html
リクエスト等ございましたら、mm@a-ema.comまでお知らせください。
■ 問題
第2問 単振り子の周期を精度よく測定する探求活動に関する次の文章を読み、
後の問い(問1〜5)に答えよ。
図1のように伸び縮みしない軽い糸の一端に質量mの小球をつけ、糸の他端を
点Pに固定した。空気抵抗および点Pでの摩擦は無視できるものとする。点Pから
小球までの長さ(振り子の長さ)をLとする。差異化点にあるときの小球の位置Oを
原点とし、鉛直方向にy軸、水平方向にx軸をとり、振り子をxy面内で振動
させた。図1のように点Oからの円弧に沿った小球の変位をs,糸がy軸となす角を
θ,重力加速度の大きさをgとする。振り子がx軸の正の向きに振り他と木のsを
正とする。このとき、s=Lθが成り立つ。糸の最大の振れ角θ0が小さく、運動の
範囲内ではsinθ≒θの近似が成り立つ場合を考える。
問1 小球にはたらく運動方向の力Fはいくらか。最も適当なものを、次の{1}〜{6}
のうちから一つ選べ。F=[ 6 ]
問2 次の文章中の空欄[ア]・[イ]に入れる式の組合せとして正しいものを、正しい
ものを、後の{1}〜{8}のうちから一つ選べ。[ 7 ]
小球の運動は、点Oを中心とする振幅Lθ0の単振動とみなすことができる。
小球が点Oをx軸の負から正の向きに最初に通過する瞬間を時刻t=0としたとき、
時刻tにおける小球の変位sは、角振動数をωとして、
s=Lθ0×[ア]
と表せる。また、ω=[イ]となる。
問題の図や選択肢は、大学入試センターなどでご確認ください。
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/kakomondai/r7/r7_honshiken_mondai.html
※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記しています。
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■ 解説目次
◆1 ブログ記事紹介
◆2 重力を分解するなら重力は斜辺
つづく
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■ 解説
◆1 ブログ記事紹介
今回は「振り子」に関する問題でした。
物理の分野としては、円運動や単振動の単元になります。
えまじゅくブログでは、物理の解説も多数掲載しています。
復元力
http://a-ema.seesaa.net/article/481895148.html
単振動まとめ
http://a-ema.seesaa.net/article/481865246.html
良かったらこれらも参考にしてください。
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◆2 重力を分解するなら重力は斜辺
まず小球には鉛直下向きに重力がはたらいています。
質量はm,重力加速度はgだから、重力W=mgですね。
このmgを、運動方向に対して平行な力と垂直な力に分解します。
mgを斜辺とする直角三角形を描くと、
平行な方が短く、垂直な方が長いことがわかりますね。
平行な力はmg×sinθ,垂直な力は・・・
(以下略)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
解説の続き・解答や公式一覧などは・・・
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第2問 単振り子の周期を精度よく測定する探求活動に関する次の文章を読み、
後の問い(問1〜5)に答えよ。
図1のように伸び縮みしない軽い糸の一端に質量mの小球をつけ、糸の他端を
点Pに固定した。空気抵抗および点Pでの摩擦は無視できるものとする。点Pから
小球までの長さ(振り子の長さ)をLとする。差異化点にあるときの小球の位置Oを
原点とし、鉛直方向にy軸、水平方向にx軸をとり、振り子をxy面内で振動
させた。図1のように点Oからの円弧に沿った小球の変位をs,糸がy軸となす角を
θ,重力加速度の大きさをgとする。振り子がx軸の正の向きに振り他と木のsを
正とする。このとき、s=Lθが成り立つ。糸の最大の振れ角θ0が小さく、運動の
範囲内ではsinθ≒θの近似が成り立つ場合を考える。
問1 小球にはたらく運動方向の力Fはいくらか。最も適当なものを、次の{1}〜{6}
のうちから一つ選べ。F=[ 6 ]
問2 次の文章中の空欄[ア]・[イ]に入れる式の組合せとして正しいものを、正しい
ものを、後の{1}〜{8}のうちから一つ選べ。[ 7 ]
小球の運動は、点Oを中心とする振幅Lθ0の単振動とみなすことができる。
小球が点Oをx軸の負から正の向きに最初に通過する瞬間を時刻t=0としたとき、
時刻tにおける小球の変位sは、角振動数をωとして、
s=Lθ0×[ア]
と表せる。また、ω=[イ]となる。
問題の図や選択肢は、大学入試センターなどでご確認ください。
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■ 解説目次
◆1 ブログ記事紹介
◆2 重力を分解するなら重力は斜辺
つづく
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■ 解説
◆1 ブログ記事紹介
今回は「振り子」に関する問題でした。
物理の分野としては、円運動や単振動の単元になります。
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復元力
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単振動まとめ
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◆2 重力を分解するなら重力は斜辺
まず小球には鉛直下向きに重力がはたらいています。
質量はm,重力加速度はgだから、重力W=mgですね。
このmgを、運動方向に対して平行な力と垂直な力に分解します。
mgを斜辺とする直角三角形を描くと、
平行な方が短く、垂直な方が長いことがわかりますね。
平行な力はmg×sinθ,垂直な力は・・・
(以下略)
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解説の続き・解答や公式一覧などは・・・
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【高校数学】読むだけでわかる!数学3の考え方
http://pmana.jp/pc/pm730.html
★【高校英語】センター試験徹底トレーニング
http://pmana.jp/pc/pm588.html
★【高校化学】読むだけでわかる!理論・無機・有機化学の考え方
http://pmana.jp/pc/pm603.html
【高校物理】読むだけでわかる!物理基礎・物理の考え方
http://pmana.jp/pc/pm729.html
【中学5科】高校入試の重要ポイント
http://pmana.jp/pc/pm707.html
2025年10月27日
高校物理「電子と光」ブラッグの実験B
高校物理「電子と光」ブラッグの実験B
◆問題
参考図のように、格子面の間隔(格子定数)がdで、原子が規則的に配列している結晶に、波長λの特性X線が格子面に対して角θで入射している。
(1) 格子面1で反射したX線と格子面2で反射したX線の経路差を、d,θを用いて表せ。
(2) 反射X線の強め合う条件を、d,θ,λと正の整数nを用いて表せ。
(3) θを0°から少しずつ大きくしていくと、θ=θ0のとき、はじめて反射X線が強め合ったという。格子定数dを、θ0,λを用いて表せ。
参考図(2本のX線が格子面に対して入射角θで入射している様子)
◆解答解説
「反射X線がはじめて強め合った」ということは、(2)で求めた強め合う条件2dsinθ=nλにおいて、n=1の場合です。
このときの角度はθ=θ0だから、2dsinθ0=λという関係式が成り立っているときが、「はじめて強め合った」ときです。
問題ではdを聞いているので、この式をdについて解きます。
2dsinθ0=λの両辺を2sinθ0で割ると、
d=λ/2sinθ0
これが求める格子定数です。
この問題の最初に戻る→反射X線の経路差
◆関連項目
薄膜がつけられたレンズに入射する光の問題
原子まとめ
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◆問題
参考図のように、格子面の間隔(格子定数)がdで、原子が規則的に配列している結晶に、波長λの特性X線が格子面に対して角θで入射している。
(1) 格子面1で反射したX線と格子面2で反射したX線の経路差を、d,θを用いて表せ。
(2) 反射X線の強め合う条件を、d,θ,λと正の整数nを用いて表せ。
(3) θを0°から少しずつ大きくしていくと、θ=θ0のとき、はじめて反射X線が強め合ったという。格子定数dを、θ0,λを用いて表せ。
参考図(2本のX線が格子面に対して入射角θで入射している様子)
↘ ↘ ↗ ↗
↘ ↘ ↗ ↗
●−−●−−●−−●−−● 格子面1
↘ ↗
●−−●−−●−−●−−● 格子面2
◆解答解説
「反射X線がはじめて強め合った」ということは、(2)で求めた強め合う条件2dsinθ=nλにおいて、n=1の場合です。
このときの角度はθ=θ0だから、2dsinθ0=λという関係式が成り立っているときが、「はじめて強め合った」ときです。
問題ではdを聞いているので、この式をdについて解きます。
2dsinθ0=λの両辺を2sinθ0で割ると、
d=λ/2sinθ0
これが求める格子定数です。
この問題の最初に戻る→反射X線の経路差
◆関連項目
薄膜がつけられたレンズに入射する光の問題
原子まとめ
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高校物理「電子と光」ブラッグの実験A
高校物理「電子と光」ブラッグの実験A
◆問題
参考図のように、格子面の間隔(格子定数)がdで、原子が規則的に配列している結晶に、波長λの特性X線が格子面に対して角θで入射している。
(1) 格子面1で反射したX線と格子面2で反射したX線の経路差を、d,θを用いて表せ。
(2) 反射X線の強め合う条件を、d,θ,λと正の整数nを用いて表せ。
参考図(2本のX線が格子面に対して入射角θで入射している様子)
◆解答解説
X線が強め合う条件を調べるために、結晶にX線を入射させてX線回折を観測したという、ブラッグ父子の実験に関する問題です。
X線も波なので、音波や光波などと同じく、重ね合わせると強め合ったり弱め合ったりします。
強め合う条件や弱め合う条件は普通の波と同じです。
つまり、同位相の波が重なったとき、経路差が波長の整数倍であれば、それらの波は強め合います。
この経路差は、(1)で求めたように2dsinθです。
2つの波の経路差が波長の整数倍のときに強め合うので、
2dsinθ=nλ
これが反射X線が強め合う条件です。
次の問題→格子定数
◆関連項目
薄膜がつけられたレンズに入射する光の問題
原子まとめ
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◆問題
参考図のように、格子面の間隔(格子定数)がdで、原子が規則的に配列している結晶に、波長λの特性X線が格子面に対して角θで入射している。
(1) 格子面1で反射したX線と格子面2で反射したX線の経路差を、d,θを用いて表せ。
(2) 反射X線の強め合う条件を、d,θ,λと正の整数nを用いて表せ。
参考図(2本のX線が格子面に対して入射角θで入射している様子)
↘ ↘ ↗ ↗
↘ ↘ ↗ ↗
●−−●−−●−−●−−● 格子面1
↘ ↗
●−−●−−●−−●−−● 格子面2
◆解答解説
X線が強め合う条件を調べるために、結晶にX線を入射させてX線回折を観測したという、ブラッグ父子の実験に関する問題です。
X線も波なので、音波や光波などと同じく、重ね合わせると強め合ったり弱め合ったりします。
強め合う条件や弱め合う条件は普通の波と同じです。
つまり、同位相の波が重なったとき、経路差が波長の整数倍であれば、それらの波は強め合います。
この経路差は、(1)で求めたように2dsinθです。
2つの波の経路差が波長の整数倍のときに強め合うので、
2dsinθ=nλ
これが反射X線が強め合う条件です。
次の問題→格子定数
◆関連項目
薄膜がつけられたレンズに入射する光の問題
原子まとめ
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2025年10月26日
高校物理「電子と光」ブラッグの実験@
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◆問題
参考図のように、格子面の間隔(格子定数)がdで、原子が規則的に配列している結晶に、波長λの特性X線が格子面に対して角θで入射している。
(1) 格子面1で反射したX線と格子面2で反射したX線の経路差を、d,θを用いて表せ。
参考図(2本のX線が格子面に対して入射角θで入射している様子)
◆解答解説
X線が強め合う条件を調べるために、結晶にX線を入射させてX線回折を観測したという、ブラッグ父子の実験に関する問題です。
X線も波なので、音波や光波などと同じく、重ね合わせると強め合ったり弱め合ったりします。
強め合う条件や弱め合う条件は普通の波と同じです。
つまり、同位相の波が重なったとき、経路差が波長の整数倍であれば、それらの波は強め合います。
この経路差は、普通の波の「薄膜による干渉」と同様に考えればOKです。
結晶面の間に直角三角形を作図して考えると、格子面の間隔が斜辺となり、その直角三角形2つ分だから、経路差は
2dsinθ
になります。
次の問題→強め合う条件
◆関連項目
薄膜がつけられたレンズに入射する光の問題
原子まとめ
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◆問題
参考図のように、格子面の間隔(格子定数)がdで、原子が規則的に配列している結晶に、波長λの特性X線が格子面に対して角θで入射している。
(1) 格子面1で反射したX線と格子面2で反射したX線の経路差を、d,θを用いて表せ。
参考図(2本のX線が格子面に対して入射角θで入射している様子)
↘ ↘ ↗ ↗
↘ ↘ ↗ ↗
●−−●−−●−−●−−● 格子面1
↘ ↗
●−−●−−●−−●−−● 格子面2
◆解答解説
X線が強め合う条件を調べるために、結晶にX線を入射させてX線回折を観測したという、ブラッグ父子の実験に関する問題です。
X線も波なので、音波や光波などと同じく、重ね合わせると強め合ったり弱め合ったりします。
強め合う条件や弱め合う条件は普通の波と同じです。
つまり、同位相の波が重なったとき、経路差が波長の整数倍であれば、それらの波は強め合います。
この経路差は、普通の波の「薄膜による干渉」と同様に考えればOKです。
結晶面の間に直角三角形を作図して考えると、格子面の間隔が斜辺となり、その直角三角形2つ分だから、経路差は
2dsinθ
になります。
次の問題→強め合う条件
◆関連項目
薄膜がつけられたレンズに入射する光の問題
原子まとめ
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2025年09月22日
高校物理「電気」平均消費電力B
高校物理「電気」平均消費電力B
◆問題
次のそれぞれについて、実効値100V,周波数50Hzの交流電圧を加えたときの平均消費電力を求めよ。
(1) 50Ωの抵抗
(2) 50mHのコイル
(3) 50μFのコンデンサー
◆解説
電力Pと、電圧V,電流Iには「P=VI」の関係があります。
直流電圧の場合でも、交流電圧の場合も、基本的にはこれは変わりません。
ですが、交流電圧を加えたコンデンサーの場合は(コイルの場合も)、電流の流れる向きによって、電力を消費したり蓄えたりを繰り返すので、平均消費電力はゼロになります。
つまり、求める平均消費電力は0です。
この問題の最初に戻る→抵抗の場合
◆関連項目
交流電流、実効値
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◆問題
次のそれぞれについて、実効値100V,周波数50Hzの交流電圧を加えたときの平均消費電力を求めよ。
(1) 50Ωの抵抗
(2) 50mHのコイル
(3) 50μFのコンデンサー
◆解説
電力Pと、電圧V,電流Iには「P=VI」の関係があります。
直流電圧の場合でも、交流電圧の場合も、基本的にはこれは変わりません。
ですが、交流電圧を加えたコンデンサーの場合は(コイルの場合も)、電流の流れる向きによって、電力を消費したり蓄えたりを繰り返すので、平均消費電力はゼロになります。
つまり、求める平均消費電力は0です。
この問題の最初に戻る→抵抗の場合
◆関連項目
交流電流、実効値
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高校物理「電気」平均消費電力A
高校物理「電気」平均消費電力A
◆問題
次のそれぞれについて、実効値100V,周波数50Hzの交流電圧を加えたときの平均消費電力を求めよ。
(1) 50Ωの抵抗
(2) 50mHのコイル
◆解説
電力Pと、電圧V,電流Iには「P=VI」の関係があります。
直流電圧の場合でも、交流電圧の場合も、基本的にはこれは変わりません。
ですが、交流電圧を加えたコイルの場合は(コンデンサーの場合も)、電流の流れる向きによって、電力を消費したり蓄えたりを繰り返すので、平均消費電力はゼロになります。
つまり、求める平均消費電力は0です。
次の問題→コンデンサーの場合
◆関連項目
交流電流、実効値
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◆問題
次のそれぞれについて、実効値100V,周波数50Hzの交流電圧を加えたときの平均消費電力を求めよ。
(1) 50Ωの抵抗
(2) 50mHのコイル
◆解説
電力Pと、電圧V,電流Iには「P=VI」の関係があります。
直流電圧の場合でも、交流電圧の場合も、基本的にはこれは変わりません。
ですが、交流電圧を加えたコイルの場合は(コンデンサーの場合も)、電流の流れる向きによって、電力を消費したり蓄えたりを繰り返すので、平均消費電力はゼロになります。
つまり、求める平均消費電力は0です。
次の問題→コンデンサーの場合
◆関連項目
交流電流、実効値
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2025年09月21日
高校物理「電気」平均消費電力@
高校物理「電気」平均消費電力@
◆問題
次のそれぞれについて、実効値100V,周波数50Hzの交流電圧を加えたときの平均消費電力を求めよ。
(1) 50Ωの抵抗
◆解説
電力Pと、電圧V,電流Iには「P=VI」の関係があります。
直流電圧の場合でも、交流電圧の場合も、基本的にはこれは変わりません。
抵抗に交流電圧をかけた場合の平均消費電力は、実効値を使って普通にP=VIを計算すればOKです。
まずI=V/Rより、I=100/50=2.0[A]です。
P=VIより、P=100×2=200
有効数字を2桁とすれば、求める平均消費電力は、2.0×102W
次の問題→コイルの場合
◆関連項目
交流電流、実効値
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◆問題
次のそれぞれについて、実効値100V,周波数50Hzの交流電圧を加えたときの平均消費電力を求めよ。
(1) 50Ωの抵抗
◆解説
電力Pと、電圧V,電流Iには「P=VI」の関係があります。
直流電圧の場合でも、交流電圧の場合も、基本的にはこれは変わりません。
抵抗に交流電圧をかけた場合の平均消費電力は、実効値を使って普通にP=VIを計算すればOKです。
まずI=V/Rより、I=100/50=2.0[A]です。
P=VIより、P=100×2=200
有効数字を2桁とすれば、求める平均消費電力は、2.0×102W
次の問題→コイルの場合
◆関連項目
交流電流、実効値
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2025年09月19日
高校物理「電気」RC直列回路A交流電圧の場合
高校物理「電気」RC直列回路A交流電圧の場合
◆問題
参考図のように、R[Ω]の抵抗とC[F]のコンデンサーを直列につないだ。
(1) この直列回路に直流電圧V[V]を加えて充分に時間が経過したとき、流れる電流はいくらか。
(2) この直列回路に交流電圧v=V0sin(2π/T)t[V]を加えたとき、回路のインピーダンスはいくらか。
参考図
◆解説
まず、コンデンサーのリアクタンスは1/ωCと表されます。
コンデンサーの位相は、抵抗よりもπ/2遅れているので、抵抗値とリアクタンスを合成するには、三平方の定理を用いて、
Z=√{R2+(1/ωC)2}
を計算します。
ω=2π/Tだから、1/ωC=T/2πCで、これを代入すると、
Z=√{R2+(T/2πC)2}
=√{R2+T2/(4π2C2)} [Ω]
これが求めるインピーダンスです。
この問題の最初に戻る→RL直列回路の場合
◆関連項目
コンデンサー
交流電流
インピーダンス、リアクタンス
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◆問題
参考図のように、R[Ω]の抵抗とC[F]のコンデンサーを直列につないだ。
(1) この直列回路に直流電圧V[V]を加えて充分に時間が経過したとき、流れる電流はいくらか。
(2) この直列回路に交流電圧v=V0sin(2π/T)t[V]を加えたとき、回路のインピーダンスはいくらか。
参考図
───R──C───
◆解説
まず、コンデンサーのリアクタンスは1/ωCと表されます。
コンデンサーの位相は、抵抗よりもπ/2遅れているので、抵抗値とリアクタンスを合成するには、三平方の定理を用いて、
Z=√{R2+(1/ωC)2}
を計算します。
ω=2π/Tだから、1/ωC=T/2πCで、これを代入すると、
Z=√{R2+(T/2πC)2}
=√{R2+T2/(4π2C2)} [Ω]
これが求めるインピーダンスです。
この問題の最初に戻る→RL直列回路の場合
◆関連項目
コンデンサー
交流電流
インピーダンス、リアクタンス
電気・磁気まとめ
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2025年09月18日
高校物理「電気」RC直列回路@直流電圧をかけた場合
高校物理「電気」RC直列回路@直流電圧をかけた場合
◆問題
参考図のように、R[Ω]の抵抗とC[F]のコンデンサーを直列につないだ。
(1) この直列回路に直流電圧V[V]を加えて充分に時間が経過したとき、流れる電流はいくらか。
参考図
◆解説
直流電圧をかけると、コンデンサーは充電されます。
充分に時間が経って充電が終わると、それ以上電流は流れなくなります。
つまり、この場合、流れる電流は0[A]です。
次の問題→交流電圧の場合
◆関連項目
コンデンサー
交流電流
インピーダンス、リアクタンス
電気・磁気まとめ
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◆問題
参考図のように、R[Ω]の抵抗とC[F]のコンデンサーを直列につないだ。
(1) この直列回路に直流電圧V[V]を加えて充分に時間が経過したとき、流れる電流はいくらか。
参考図
───R──C───
◆解説
直流電圧をかけると、コンデンサーは充電されます。
充分に時間が経って充電が終わると、それ以上電流は流れなくなります。
つまり、この場合、流れる電流は0[A]です。
次の問題→交流電圧の場合
◆関連項目
コンデンサー
交流電流
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