2025年04月19日

高校物理「電気」金属板A,Bを6.0cmの間隔で平行に置き、電圧12Vの…A

高校物理「電気」金属板A,Bを6.0cmの間隔で平行に置き、電圧12Vの…A

◆問題

充分に広い金属板A,Bを6.0cmの間隔で平行に置き、電圧12Vの電源をつないで負極側を接地して、金属板間に一様な電場をつくる。A,Bに対して垂直な線上において、Aから3.0cmの点をP,Bから2.0cmの点をQとして次の問いに答えよ。

(1) P,Qにおける電場の強さを求めよ。

(2) 点Pの電位を求めよ。


参考図
極板ABに電圧をかけたときアース.png


↓(2)の解答解説はこの下↓


◆解答解説

電位V,電場の強さE,距離dの間には、V=Edの関係があります。

(1)より、E=2.0×102ですね。
d=3.0cm=3.0×10-2mです。
これらを代入して計算します。

V=2.0×102×3.0×10-2
 =6.0[V]






次の問題→PQ間の電位差


◆関連項目
電気・磁気まとめ

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高校物理「電気」金属板A,Bを6.0cmの間隔で平行に置き、電圧12Vの…@

高校物理「電気」金属板A,Bを6.0cmの間隔で平行に置き、電圧12Vの…@

◆問題

充分に広い金属板A,Bを6.0cmの間隔で平行に置き、電圧12Vの電源をつないで負極側を接地して、金属板間に一様な電場をつくる。A,Bに対して垂直な線上において、Aから3.0cmの点をP,Bから2.0cmの点をQとして次の問いに答えよ。

(1) P,Qにおける電場の強さを求めよ。


参考図
極板ABに電圧をかけたときアース.png


↓解答解説はこの下↓


◆解説

電場の強さは、E=V/dで求めることができます。
Eが電場の強さ、Vが電圧、dは極板間の距離ですね。
なお、電場の単位は[N/C]=[V/m]です。この単位がわかっていれば、公式が怪しくても単位の通りに計算することで解決できます。

Aが正極、Bが負極で接地しているので、Aが12V,Bは0Vとなり、電位差は12Vです。
極板間の距離は6.0cm=6.0×10-2mです。

これらの値をE=V/dに代入していきます。

P=12/(6.0×10-2)
 =2.0×102[V/m]

ちなみに、「一様な電場」なので、P,Qどちらもこの値になります。






次の問題→点Pの電位


◆関連項目
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2025年04月18日

本日配信のメルマガ。2025年共通テスト数学2BC第4問(2)まで

本日配信のメルマガでは、2025年大学入学共通テスト数学2BC第4問の(2)までを解説します。


【高校数学】読むだけでわかる!共通テスト数学の考え方
 http://www.mag2.com/m/0001641004.html


リクエスト等ございましたら、mm@a-ema.comまでお知らせください。


■ 問題

2025年共通テスト数2BCより

第4問

 座標平面上で、x座標とy座標がともに整数である点を格子点という。いくつかの
直線や曲線で囲まれた図形の内部にある格子点の個数を考えよう。ただし、図形の
内部は、境界(境界線)を含まないものとする。

 例えば、直線y=−x+5とx軸,y軸で囲まれた図形をSとする。Sは図1の
灰色部分であり、Sの内部にある格子点を黒丸、内部にない格子点を白丸で表して
いる。したがって、Sの内部にある格子点の個数は6である。

図1→http:/www.a-ema.com/img/2025math2bc4.png

(1) 直線y=3xとx軸,直線x=21で囲まれた図形をTとする。Tの内部にある
格子点の個数を考える。

 直線x=1上の格子点でTの内部にあるものは、点(1,1)と点(1,2)の2個
である。点(1,0)と点(1,3)はTの境界にあるため、内部にはない。

nを整数とする。直線x=nがTの内部にある格子点を通るのは、1≦n≦20の
ときである。1≦n≦20のとき、直線x=n上の格子点でTの内部にあるものの
個数をanとおく。a1=2であり、a2=[ア],a3=[イ]である。
数列{an}は[ウ]が[エ]の[オ]数列である。

 したがって、Tの内部にある格子点の個数は[カキク]である。


[ウ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} 公差             {1} 公比               |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

[オ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} 等差             {1} 等比               |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘


(2) nを自然数とする。関数y=2^xのグラフとx軸、y軸および直線x=n+1で
囲まれた図形をUとする。

 kを整数とする。直線x=kがUの内部にある格子点を通るとき、直線x=k上の
格子点でUの内部にあるものの個数は[ケ]である。

 したがって、Uの内部にある格子点の個数は

Σ[k=1〜[コ]]([ケ])=[サ]

である。

[ケ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} 2k−2      {1} 2k−1      {2} 2k        |
|{3} 2^(k-1)−2    {4} 2^(k-1)−1    {5} 2^(k-1)      |
|{6} 2^k−2      {7} 2^k−1      {8} 2^k        |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

[コ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} n−1       {1} n       {2} n+1         |
|{3} 2n−1      {4} 2n      {5} 2n+1        |
|{6} 2^n−1      {7} 2^n      {8} 2^n+1        |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘

[サ]の解答群
┌――――――――――――――――――――――――――――――――――――┐
|{0} 2^n−2n−1   {1} 2^n−2n     {2} 2^n−n−1    |
|{3} 2^n−n      {4} 2^n−3      {5} 2^(n+1)−2n−2 |
|{6} 2^(n+1)−2n−1 {7} 2^(n+1)−n−2  {8} 2^(n+1)−n−1  |
|{9] 2^(n+1)−3                            |
└――――――――――――――――――――――――――――――――――――┘


つづく


※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、k=1からnまでのanの数列の和は
Σ[k=1〜n]akで、マーク部分の□は[ ]で表記しています。

  数列まとめ→http://a-ema.seesaa.net/article/479520450.html

====================== お知らせ1 ==========================



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 解説目次

 ◆1 第4問は数列
 ◆2 格子点とは?

(以下略)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=========================== お知らせ2 ===============================

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■ 解説

 ◆1 第4問は数列

2025年共通テスト数学2BCでは、第4問から第7問が選択問題となりました。
ただし、第7問の複素数平面は旧数3の内容なので、実質的に第4問〜第6問が
必修となってしまった人も多いかも知れません。

この第4問では、数列の問題が出題されました。

座標平面上の格子点を題材にしているので、よくみる数列の問題とはちょっと違う
感覚もあるとは思いますが、もちろん数列の基本的な公式や解き方は使います。

等差数列、等比数列、いろいろな数列、Σの公式など、一通りわかるようにして
おきましょう!

えまじゅくブログでも、いろいろなポイントや問題を解説しています。
リクエストにもお応えしますので、良かったらご利用ください。

数列まとめ→http://a-ema.seesaa.net/article/479520450.html


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 ◆2 格子点とは?

では今回の問題です。

まず1ページ目に格子点の説明があります。
「座標平面上で、x座標とy座標がともに整数である点を格子点」といい、今回の
問題では格子点の個数を考えていきます。

わかっている人は読み飛ばしたくなってしまうと思いますが、この問題独自の設定が
あるかも知れないので・・・


(以下略)


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解説の続き・解答や公式一覧などは・・・

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ラベル:数学
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高校化学「酸化還元」Sは酸化されたか還元されたか?

高校化学「酸化還元」Sは酸化されたか還元されたか?

◆問題
次の化学反応式において、下線部の原子が酸化されたか還元されたか答えよ。

2+2H2→2H2O+3S


↓解説はお知らせの下に↓

━━━━━━━━━━━━━お知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆解答解説

酸化還元は、酸素や水素、電子の移動によって判断することもできますが、どっちが得たかどっちが失ったかを混乱する人も多いです。
そんなことを考えるよりも、酸化数の変化を考えるとよいです。
とにかく、

・酸化数が増加すれば「酸化」
・酸化数が減少すれば「還元」

です。


2+2H2→2H2O+3S


今回の問題では、SO2とH2SそれぞれのSの酸化数の変化を調べます。

SO2は、Oが−2×2=−4なので、Sの酸化数は+4です。
2は、Hが+1×2=+2なので、Sの酸化数は−2です。

これらが右辺では、Sの単体になっています。単体は酸化数が0です。

ということは、

SO2のSは酸化数が減少したから、「還元された」
2SのSは酸化数が増加したから、「酸化された」

ですね!


◆関連項目
酸化還元とは?酸化数の考え方
酸化還元まとめ


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2025年04月17日

高校化学「酸化還元」Fe,Hは酸化されたか還元されたか?

高校化学「酸化還元」Fe,Hは酸化されたか還元されたか?

◆問題
次の化学反応式において、下線部の原子が酸化されたか還元されたか答えよ。

Fe2SO4→FeSO4+H2


↓解説はお知らせの下に↓

━━━━━━━━━━━━━お知らせ━━━━━━━━━━━━━━━━━


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆解答解説

酸化還元は、酸素や水素、電子の移動によって判断することもできますが、どっちが得たかどっちが失ったかを混乱する人も多いです。
そんなことを考えるよりも、酸化数の変化を考えるとよいです。
とにかく、

・酸化数が増加すれば「酸化」
・酸化数が減少すれば「還元」

です。


Fe2SO4→FeSO4+H2

今回の問題では、FeとHの酸化数の変化を調べます。

まず、左辺のFeは単体なので酸化数はゼロです。
右辺は、硫酸イオンと結合しているので、酸化数は+2となります。
つまり、酸化数は増加しているので、「Feは酸化された」ことになります。

左辺のHは硫酸の構成元素なので、酸化数は+1です。
右辺のHは単体なのでゼロです。
つまり、酸化数は減少しているので、「Hは還元された」ことになります。


◆関連項目
酸化還元とは?酸化数の考え方
酸化還元まとめ


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